当社は、生産設備や省力化設備、治具や部品を設計から製作までの一貫体制で手掛けています。 日本の優れた技術と設備をASEAN諸国にお届けするため、2014年にタイに現地法人設立しました。 短納期や小ロットで手間のかかる仕事、ちょっとしたお困りごとなど、何でも即座に解決する「便利屋」として、タイの多くの会社に支えられてきました。
・自動車のドア/マフラー生産のための溶接設備
・溶接設備のための治具
・搬送用パレット
・部品加工(フライス盤による切削加工が得意)
など
タイには同業他社が数多くありますが、長井技研の強みをご紹介します。
鉄鋼素材の中で、もっとも汎用性が高いのがSS400です。
SSは一般構造用圧延鋼材(あつえんこうざい)のことで、数字は引っ張り強さの最小保証値(MPa)を意味します。
SS400と似ていながら、強度や硬度に優れた素材のS45Cも、よく使用されています。
これらの素材は、その仕上げにより「黒皮材」と「ミガキ材」に分かれます。
一般的に黒皮材は表面が酸化して黒色なのに対し、ミガキ材はきれいな表面仕上がりで、寸法精度の高い加工に向いています。
どちらを使用するかはお客様次第ですが、タイでは黒皮材を指定するのが主流です。
そのため、ミガキ材の在庫がある会社はタイにほとんどありません。
しかしながら、一部の日系企業ではミガキ材を指定することがあります。
当社ではSS400 / S45Cだけでなく、タイでは流通していないA2017(アルミ)材の各種サイズを常時在庫しているので、これらの材料が必要なお客様の要望にも直ぐにお応えすることができます。
長井技研(タイランド)で働くタイ人スタッフは、日本で技能実習を終了した者ばかりです。 日本水準の品質や日本人の考え方などを十分に理解しています。 現場でのコミュニケーションや指示はもちろん、設計図や指示書に至るまで、すべて日本語を使用しています。 通訳や翻訳を介さないので、言葉の細かいニュアンスによる誤解が発生する心配がありません。
当社は日本の生産現場とほぼ同様の環境で作業しているのです。
ですから、タイに居ながらにして、日本人のお客様の細かい要望に対応できる、質の高い製品を作ることができるのです。
当社では、設備や工具など、すべて日本の本社と同じものを使用しています。また、使用している設備、工具などはすべて日系メーカー製、または、それに準じたものです。 キャップボルトや六角ボルトといった部品も、日系メーカー製品です。
ここまで日系にこだわる理由は2つあります。
一つは「精度と品質の維持」のため。二つめは「本社との相互協力」ができることです。
日本とタイの現場で工程不足をお互いにカバーし合えるだけでなく、不測の事態が起こった場合でもすぐに作業を引き継ぐことができます。 また、機械のメンテナンスや操作などに関する質問や問題があった場合、すぐに解決できます。
本社と密な協力ができることにより、高い精度やクオリティの提供はもちろん、お客様の要求を最大限に受け入れることができ、納期も確実に守ることができます。
長井技研(タイランド)は、上記3つの強みを武器とし、タイで日本品質のサービスを実現いたします。