「お客様の現場は必ず自分の目で確認します。解決のヒントが転がってますからね。」
タイで生産設備、省力化設備などの設計・製作を行なう長井技研(タイランド)は製造現場の困りごと解決を得意としている。同社、長井社長に具体的な解決事例や強みについて伺った。
主に治具や設備の設計製作を行なっている同社だが、お客様からの相談のほとんどが抽象的な
現場の困りごとであるという。
「今ある設備をもっと使いやすくしたい」
「原因はわからないが設備がスムーズに動かなくなった」
このような抽象的な相談に対して細かいヒアリング、現場見学からオリジナルの“解決策”を設備として形にして提供している。
<解決事例:金型用搬送台車>
相談概要:500kg~最大1tもの重量物をのせて人手でスムーズ動かせる台車が欲しい
⇒「からくり」の仕組みを応用し、重量物を前後に動かしやすい台車を開発
「この案件も実際に作業現場を見に行ってアイデアがひらめきました。加工としては溶接とボルト締めのシンプルなものですが、人が台車を押し引きする動力を最大化させる工夫を施した設計になっています。お客様からの相談は原因がわかっていないものも多いので、現場を見学させていただくのはもちろんのこと、訪問前に現場の画像・動画等を送ってもらうようにしています。
事前に本社技術者の意見やアイデアも聞いたうえで現場をみると解決策がひらめきやすいんですよ。」(長井氏)
■その他製作ラインアップ一例
・作業用台車
・治具
・設備
・パレット など
設計、加工、組み立てまでを一貫して行なえる同社は、自社で対応できる加工も幅広い。 その中でも、フライス加工に定評があるという。
2014年からタイで大小様々な困りごとを解決してきた同社は、積み重ねてきた経験とノウハウによるオリジナルの発想が最大の強みである。
製造現場での困りごとは、まずは長井技研にご相談を!他で断られたようなややこしい案件でもきっと解決策へと導いてくれるはずだ。