当社ナノ精密は、2023年5月10日~5月13日にかけて開催されたSUBCON THAILAND 2023に出展致しました。切削部品・Oリングの高速画像選別機や各種パーツフィーダー、 LINE QCシステムなどの最新ソリューションを展示し、多くのお客様にご来場いただきました。
中でも注目の3つのソリューションについて、動画付きでご紹介していきます。
Solution.1 画像測定器KEYENCE TM-X5000 × VIZION
<機器構成>
インライン投影画像測定器 キーエンスTM-X5000 × 画像選別機VIZION
厳しい公差が求められる切削加工部品などの全数検査(高速選別)を自動化するソリューションです。既存の装置では、CCDカメラ(100ミクロンレベルの分解能)を採用していましたが、今回搭載したキーエンスの画像測定器により、ミクロン単位の高速判定が可能になりました。
1分間に約100~150個もの部品選別に対応しています。
■ KEYENCE インライン投影画像測定器TM-X5000シリーズ
測定物をシルエットで捉えて高速・簡単・高精度に測定できる画像測定器
<測定項目例>
・幾何寸法
・外径/形状測定
・異物寸法
・振れ/位置決め
■VIZION 画像選別機
1分間で300~800個の選別能力をもつ台湾の選別機メーカーVIZION社の高速画像選別機です。
金属・樹脂・ゴム等のあらゆる素材に対応可能です。
量産工場の全数検査における課題を解決したい
各種切削加工部品検査の自動化に貢献
タイの中小規模の量産工場では、数万個レベルの全数検査を手作業で行っている現場も少なくありません。人手による全数検査は時間もかかる上、不良の見落としなども起こり非効率です。
当社は、グループ会社であるFORTUNE CROSS (THAILAND)CO.,LTD にて金属部品やモーターシャフトの製造を行っています。量産工場における品質保証の苦労や課題を十分に理解していることが、当社の特徴であり、量産工場における問題解決や改善活動も、自分ごととして取り組めることが最大の強みだと思います。
今回の装置は、KEYENCE の画像寸法測定器「IM(アイエム)」の機能をフルに活用し、より高精度で簡単な全数検査を実現しました。
シャフトやストレートピン、鍛造+二次加工品、機械加工部品など様々な形状への応用が可能です。お客様の測定したい部品の大きさや特長に合わせて最適な装置をコーディネート致します。