自動車部品などの自動選別を行う「選別ハウス」を展開するナノ精密で、外観検査技術を採用した選別システムに加え、搬出搬入作業を人に代わって行う協働ロボットの導入計画が進められている。5月8~11日にBITECで開催予定の展示会「SUBCON THAILAND 2019」でお披露目される予定だ。
「外観選別業務における自動化」をテーマに、ナノ精密ブースで、デクシスタイランド、プレミアオートメーションセンター、そして自動機メーカーのオーム電機とともに4社共同出展を行う。
◯外観検査技術で第一線を行くDECSYSタイランド
◯台湾メーカーの協業ロボット「テックマンロボット」タイ総代理店のプレミアオートメーションセンター
◯DECSYSタイランドの株主でもあり、自動化の提案、設備製作をメインで請け負っている自動機メーカー オーム電機
ナノ精密が取り扱う高速自動選別機「VIZION」は選別スピードが速く、一日当たり10万個の選別が可能。しかし、被検査物のサイズをカメラが読み取る寸法選別で、外観情報を読み込むことは得意ではない。被検査物の表面にある小さな傷や塗装の剥がれ、凹みや異物への対応には課題があった。
こうした点を克服したいと考えていたナノ精密の大石修寛氏MD。「パートナーを探している中で、デクシスタイランド社と知り合い、資本・販売提携へと話が進んだ」という。
同社はもともと画像処理メーカーであり、カメラ・ソフトウェア・システムをトータルで自社開発・提案可能なことが強み。
タイ法人は2017年7月に設立し、自動検査機器を供給。特にシャフトなどの金属部品検査を得意とし、「傷・打痕などの反射を効率的に捉えるのが、当社の検査技術の特徴。カメラと光源の組み合わせで、人の目が見落としてしまうような異常を瞬時に検知します」とデクシスタイランドの須貝社長は話す。
選別作業において被検査物を自動検査システムに送り込む、あるいは受け取る、搬出搬入作業を担おうとしているのが、台湾メーカーの「テックマンロボット」。総代理店のプレミアオートメーションは2018年2月にタイ市場に参入。GMの松本大亮氏は同ロボットの特徴を「スマートフォンのような使い勝手」と話す。
テックマンロボットの最大のセールスポイントは、目標物を検知するカメラがあらかじめ内蔵しているという点だ。後付けではない同じプラットフォーム上で稼動するため、誤作動などのトラブルがないことが何より嬉しい。カメラで情報を入手し、被写体物の位置を補正することが可能となり、より人に近い動きも実現できる。大量の被検査物を検査し、正しく仕分けなければならない選別作業に、力強い戦力となることは間違いないだろう。
開催期間:2019年5月8日(水)~11日(土)
開催地:BITEC(Bang Na)
ナノ精密ブース:Hall No. EH99 Booth No.AG20
今回の出展に関して大石MDは、「これからの可能性と将来性を見出し、今後も新たな挑戦を続けたい」と話してくれた。進化を続けるナノ精密の選別システムと、高度な技術を持ってそれを支えるメーカー各社。期間中、ぜひナノ精密ブースを訪れてはいかがだろうか。
■ナノ精密では、下記に関する製品販売・ソリューション提案を行っています。
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