高品質な低温保管、運搬がフードロス削減に貢献!
コールドチェーンという仕組みをご存知でしょうか?
生産地から消費者の手元に食品が届くまでの一連の流通を、適切な温度管理をしたまま行う仕組みです。適切に温度管理をしながら輸送を行うことで、鮮度・品質を保ったまま消費者の手元に食品を届けることができ、食の安全に繋がるほか、輸送途中での腐敗による廃棄(フードロス)も削減することが可能です。
▲コールドチェーン イメージ
しかしながらタイを含めた東南アジアでは、まだまだ整備が必要とされる分野です。
名前の通り、図のようにチェーンがつながっていることが大切なのですが、タイでは特に様々なポイントで分断が起こっているのが実情です。
今回は、当社と同じ日本軽金属グループの一員であり、当社と共にコールドチェーン構築の一翼を担うFruehauf Mahajak Co., Ltd./フルハーフマハジャック(以下、FMC)とコールドチェーンにおける私たち2社の役割についてご紹介します。
FMCの高品質なトラック用ボデーでタイの食の安全に貢献
FMCは、バンコクのノーンチョークに工場があり、トラック用ボデー(以下、ボデー) の生産・販売・修理などを行っています。ボデーとは、トラックの後ろに載っている保冷材と冷凍機を組合せた箱を指します。冷蔵・冷凍に対応でき、食肉や野菜、アイスクリームなどの冷蔵、冷凍食品の品質を保持したままの運搬を可能にしています。FMCでは日本で長年培われた製造技術を導入し、高品質で良く冷えるボデーを生産しており、生鮮食品を傷みから守り、フードロスと食の安全に貢献しております。
▲ノーンチョークにあるFMCの工場
タイの渋滞緩和、CO2削減にも貢献
温度管理できるボデーの他、都心部の渋滞緩和、CO2削減に効果的な軽量ボデー「KaruBo」も開発、販売しております。
法令によりバンコク都心部では2tトラックの重量では24時間走行できなかったのですが、アルミニウムの使用量を増やし強度を維持したまま非常に軽いボデーを開発し、24時間走行を可能になりました。これにより今までピックアップトラック2~3台で運んでいた量の荷物を1台で運べるようになり、都心部の渋滞緩和、CO2削減に大きく貢献しております。
▲トラック用軽量ドライバン「KaruBo(カルボ)」
また、工場には「コールドチェーンカレッジ」という、コールドチェーンについて勉強できる展示室を設けています。タイにコールドチェーンを普及させ、今後とも食の安全とおいしさを追及すべく、活動を続けています。
▲フルハーフマハジャックのコールドチェーンカレッジ紹介ビデオ
適切な低温(定温)保管と運搬で、食の安全を守り、コールドチェーンを繋ぎます
コールドチェーンの肝は、適切な温度管理での「保管」と「運搬」です。
当社ニッケイサイアムアルミニウム(以下、NSA)では、生産者様や小売り店舗向けの小型プレハブ式冷蔵庫 (KANTANクールユニット) から、食品加工工場や物流倉庫といった 大型施設向けの内装用断熱パネル などを、日本の技術を踏襲した高品質で提供しています。
▲NSAの冷蔵物流倉庫、冷蔵保管庫 一例
FMCでは、高品質なトラックボデーを提供し、コールドチェーンの中でも生産者~中間貯蔵施設(物流倉庫)、中間貯蔵施設(物流倉庫)~小売店、といった運搬場面を支えています。
私たち2社は、食の安全を守りながらフードロスを削減し、タイで高品質なコールドチェーンを提供できるよう、製品やサービスを提供しています。
タイでのコールドチェーンに関するお問い合わせは、日本軽金属グループにお任せください!
冷蔵トラックや軽量ドライバン「KaruBo(カルボ)」に関するお問合せはFMCまで!
Sales department : 02-548-3730 ext.1