確かな品質をお客様のもとに!生産工程における異常時の対応体制のご紹介【自動車部品・金属製造】
22/10/2024
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Patcharin Nishii

西居ファインプレス(タイ)では、精密プレス加工技術をもとに自動車電装部品や、電気・電子機器に使用される金属部品、金型の製造・販売を行なっています。

Patcharin Nishii (General Manager)


充実した設備で、高精度な部品製造をワンストップで行なう

西居ファインプレス(タイランド)は、自動車部品、電気・電子部品、金属精密プレス部品を生産しています。私たちの強みは金属精密プレス金型の製作・メンテナンスが社内でできること。25トンから80トンまで、合計12台のプレス機を持ち、あらゆる分野の製品を作ることができます。設計開発も含めて工程の最初から最後までワンストップで対応しています。

また、ニコン(NIKON)のCNC画像測定システム「iNEXIV VMA-2520」や、キーエンス(KEYENCE)のワンショット3D形状測定機「VR-5200」など最新技術を用いた高精度な検査機を導入することで、効率的かつ迅速な検査を行なっています。

そして、生産工程における異常時の対応・管理体制づくりにも注力しています。
本稿では、異常発生時の対応に関してご紹介します。


西居ファインプレスの生産工程における異常時の対応について

現場には、異常を知らせる4つの検出センサーがあります。

1.ミクロン・センサー

プレスのカス上がり異常、供給材の板厚異常、または異物の混入がある時の検出。

2.供給ミスの検出センサー

供給ピッチ送り距離に関する異常を検出。

3.給材検出センサー

金型への投入材料に関する異常を検出。

4.マルチ・センサー

金型からの製品排出の異常を検出。


異常時の検出センサーの特徴

ミクロン・センサー、供給ミスの検出センサー、給材検出センサー、マルチ・センサーが異常を検出した際は、タワーのランプが赤く点灯し、設備が停止してアラームが鳴ります。

「異常停止」の際における対応はカラータグでわかりやすく、かつ原因は徹底調査

1. センサーが異常を検出した場合
機械が強制的に停止し、赤いランプ点灯とアラームにより異常を知らせます。黄色保留タグ2枚をとり、1枚は生産中の箱に、もう1枚はその前の箱に入れます。

2. 抜取検査により異常を発見した場合
抜取検査により異常を検出した場合、作業者はすぐに作業を停止します。

黄色保留タグ(異常検出時に使用)


作業者は異常の原因を調べ、まず自分で解決できるかを判断します。
自分で解決できると判断した場合は、異常品をNG赤箱に入れ、金型を清掃して全ての検査を行ないます。その後、セットアップ箱に入れ替えて再度全て検査。検査後は「100%検査済みタグ」を箱に入れて、外観に異常がなければ、設備を再起動させます。

100%検査済みタグ


一方、自分で解決できないと判断した場合は、通路側にある警告用ボタンを押して異常を知らせます。現場で上長に状況を説明し、QAQC(品質保証/品質管理)、メンテナンス、製造の全ての観点から原因を調査します。原因解決をしたうえで、再度作業を再開します。

警告の赤ボタンを押す(自分で解決できない場合)


当社では、このように異常の検出体制をつくり、対策・対応を行なっています。 お客様に常に高品質の部品・製品をお届けできるよう、今後も日々ベストな体制を追及していきます。


<当社の主な製造品>
・自動車用電装部品
・電気・電子機器部品
・各種金属部品
・各種金型製造 など


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