タイでの精密プレス加工、金型製造、自動車用電装部品なら、西居ファインプレスにお任せください!
22/10/2024
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サムライアジア編集部

「あらゆる光源の精密反射鏡(リフレクター)」の優れた加工技術を持つ西居製作所は、東京・大田区で創業し、70年以上の歴史を誇るリフレクターのパイオニア。一つの金型の中に複数の工程を組み込んだ“順送金型”によるプレス加工を得意としている。

▲金型

2006年にアマタシティ・チョンブリ工業団地に進出した西居製作所の現地法人 西居ファインプレス(タイランド)は、2021年に創業15周年を迎える。本社の「高精度金型の製作」、「多層材の加工」、「精密プレスの高度なノウハウ」を活かした金型事業により、タイ製造業の発展に尽力している。

西居ファインプレスの主な取り扱い製品は、自動車部品の中でも特に小物の電子制御関連に使用される精密プレス部品、安全に関わる高性能センサ部品、電子制御のハイスペックな端子など。他にも、デジタルカメラのリフレクタや、文房具の部品なども手掛けている。

▲うす物のプレスに使う極薄素材が巻かれたリール

西居ファインプレスの専門性【Specialty】

西居ファインプレスは、本社のモットーである「心で感じて心でこたえる」をタイでも実践している。西居社長は、西居ファインプレスの強みとして以下の3つを挙げる。

① 小物・うす物の精密プレス加工


小物とは、名刺半分以下のサイズから2〜3㎜程度の小さな部品。小物で板厚1㎜以下のうす物の精密プレス加工が得意。



鉄、銅、リン青銅、ステンレス、プラスチックフィルム、鏡面アルミと、幅広い素材に対応する。


② 順送金型による量産プレス加工


厚さ0.02㎜の金属プレス加工や、キズの絶対に許されない光学部品・特殊材料の加工など、精緻な技術の要求に応えてきた本社・西居製作所のノウハウを受け継いでいる。
複数の工程を一つの金型に集約した順送金型を使って、高精度の精密部品を量産できる。

③ 精密プレス用金型の社内設計・製作

顧客の要望に合う最終製品をイメージした、社内設計・製作による順送金型。
西居グループには、加工品の精度を担保する高い金型設計の技術がある。

◆主な順送金型による製作物

各種光学部品/カメラ内蔵部品/リフレクター部品/レンズマウント部品/インサート成形用部品/ソレノイド部品/各種自動車部品

▲自動車部品

▲精密部品の数々

▲リフレクター

さらなる品質向上を目指すための、様々な取り組み

▲カメラを使った検品

西居ファインプレスでは、2015年から本格的に設備投資を開始し、検査機器や分析機器を導入している。目視で行なっていた不良品検査を、カメラによる自動判別に切り替えたと話す西居社長。CNC画像測定システムや、3D形状測定機などを導入した。当然のことながら、不具合品を出さないよう全数検査を実施している。

そして、パトライトを利用した「アブノーマル・ストップ」という仕組みも導入。①ミクロン・センサー ②供給ミスの検出センサー ③給材検出センサー ③マルチ・センサーの4つのセンサーが工程内の異常を検知。プレス機で不具合が起こった時など、ラインを自動停止させ、警告灯の点滅と音により工場内に異常を伝える。これにより、問題解決のスピードが著しく向上した。

▲ラインに異常があると自動で警告

「日々の業務の中で技術を磨き、必要に応じて設備投資を行なっていきます。質の高い技術と製品を適正価格でご提供することに努めます」と西居社長。

2021年は、順送金型による精密プレス加工分野でのサービス提供を増やす考えだ。また、世界中で需要が高まると予想されるEV車の精密部品の製作にも携わっていきたいと、抱負を語った。



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