長年培ってきた経験や技術におごることなく、「心で感じて心でこたえる」をモットーに、お客様との成長を心掛けている西居ファインプレス(タイランド)。その西居社長に、会社の強みについてお話しを伺いました。
「タイにもプレス加工を手掛ける会社はたくさんありますが、表面処理された金属を加工できる会社は多くありません」と西居社長。表面処理とは、具体的には表面処理材、鏡面材、保護フィルムなどによるコーティングを指します。
表面処理は、耐食や耐熱性、強度、絶縁性、密着性などを高めるための処理方法で、今の金属加工の主流でもあります。例えば、自動車の電子制御関連部品やデジタルカメラのストロボなど、多くの部品に施されています。
しかし、表面処理された金属を加工する場合、様々な問題を伴います。
一般に、被加工材を打ち抜くこと自体は大変な作業ではありませんが、表面加工処理された金属は生産性が悪くなります。
【表面加工された金属の問題点】
■保護フィルムに使用されている粘着剤が金型に付着する
■金型のクリアランスの調整が適切でない場合、保護フィルムが圧縮されて材料に転写される
■保護フィルムを傷めないために使用されている表面仕上げ用のオイルが、保護フィルムと材料の間に入り込んで表面剤に付着し、汚れてしまう
このような問題を避けるために必要なのが、各表面処理加工に適した構造の金型、そして「経験」です。
「プレス加工に必要なのは、被加工材、金型、プレス機、そしてマンパワー」と西居社長が言うとおり、外部調達する被加工材以外の全てが揃っているのが、西居ファインプレス(タイランド)の最大の強みです。中でも、お客様が希望する製品を確かな精度と品質で成形するのに欠かせない金型は、製作からメンテナンスまでを社内で一貫して製造しています。
また、母体である西居製作所の歴史は半世紀以上。その技術をしっかり継承しているので「経験」についても問題ありません。タイでも確かな技術を提供しています。
さらに高性能な測定器や検査機によるチェックにより、申し分のない仕上がりを約束してくれます。
トータルコスト、品質、実績そして設備の全ての面でお客様を満足させる西居ファインプレス(タイランド)。その評判はタイのみならず、近年ではベトナムなどの近隣諸国にも広まり、引き合いも増えてきているそう。しかし、これに甘んじることなく、今後も「高精度な技術を展発展させていきたい」と、さらなるステップアップを目指している西居社長。
その一方で、西居製作所から引き継いでいる「心で感じで、心でこたえる」というモットーは、この先も変わることはありません。
■お問合せ
タイでの精密プレス加工、表面処理された金属の加工、金型の製作に関するお問い合わせは、下記の連絡先、またはお問合せフォームよりご連絡ください。
担当:西居
Tel:+66(0)-3844-7147-8
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Email:hirokazu@nishii-th.com
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