自動車のシフトレバーやカードキー、コピー機などに採用されている『ソレノイド』。そもそも初めて名前を聞くという方も多いかもしれません。実は皆さんの生活に身近な製品で使用され、縁の下の力持ちとして活躍している機器です。
今回は、当社を代表する製品『ソレノイド』を中心に日成牛山タイランドについてご紹介します。
日成牛山(タイランド)は、タイでソレノイドをはじめとする電気部品を取り扱っている商社です。株式会社ニッセイ アイソレイトのタイ法人として、2014年からタイに進出しています。中国・香港にも支社があり、グローバルにソレノイド販売を展開しています。
▲ASEAN、中国に広がる販売ネットワーク
実はこんなところにも…『ソレノイド』ってなに?
ソレノイドは、電磁力を使って電気エネルギーを機械的運動に変換し、「引く」「押す」「止める」「曲げる」等の動作を簡単に行なうために活用される機能部品です。
▲ソレノイド サンプル
生活に身近なところでは、以下のような製品に採用されています。
・自動車(シフトレバー用ロック装置、シートベルト、キーロック 等)
・OA機器(コピー機、FAX等)
・住宅設備(ドアのロック駆動、換気扇のシャッター開閉 等)
・医療、健康機器(簡易血圧計、マッサージ機 等)
自動車をはじめとして、民生機器、事務機器、家電機器、自動販売機等の幅広い業種で活用されています。タイでの流通品としては、まだまだ自動車用部品が多いため、今後は住宅設備などでの実用化に注力していきたいです。
業界トップシェアTDSとの共同開発・設計で生まれた自動車シフトロック用ソレノイド
当社のソレノイドは日本での業界No.1シェアを誇る、ティディエス株式会社(以下、TDS)と自動車シフトロック用向けに共同で開発・設計した製品です。
▲多種多様なTDS製 ソレノイド
TDSの中国工場で製造を行ない、当社の中国工場で周辺機器(ユニットモジュール)等の組立も行なっています。
▲TDS中国工場製造ライン
今でこそオートマ車用シフトレバーへの活用はメジャーですが、日本で初めてソレノイドが採用されたのは約20年前。意外と歴史は浅く、当社がタイでT1シフトレバーメーカー様へ納入を開始したのも2018年1月からでした。
自動車へのソレノイド実装化が拡大し、今ではオートマ車に欠かせない部品の1つになっています。
TDSソレノイドの特長
・日本国内シェアは、No.1の実績を誇る
・グループ全体で、2,100機種を超え、月産800万個以上
・様々な業種の名だたるセットメーカー300社以上に供給
自動車に実装する場合、基本的にはオーダーメイドで設計・製作しています。その他住宅設備やOA機器などに活用する場合は汎用品の転用も可能です。
中華系メーカーの電気部品を販売
当社は、ソレノイドの他に、電気部品や部素材を取り扱っています。日系商社には珍しく、中華系メーカー製品の取り扱いを得意としています。実はここ数年で中国製の製品も品質改良が進んでおり、低価格ながら高品質なメーカーも増えてきているのです。その一方で、言語問題や供給責任などの不安から、中華系メーカーとの直取引はまだまだハードルが高いと考える方も多いでしょう。当社は、日系企業との協業経験豊富な中華系商社と連携し、メーカー・製品の選別を行なっているため、そのようなリスクを最小限に抑えています。
▲中華系メーカー製 電気部品(電線・ワイヤー・ハーネス等)
もちろん、現状取り扱っていないメーカーの製品も取次可能です。 日本語・タイ語で対応可能ですので、ソレノイドや低コストで高品質な電気部品のタイでの調達は当社にお気軽にご相談ください。
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