1965年に国産初の自動ねじ締め機の販売を開始して以来、自動車、電機・電子機器など様々な組立現場の自動化を支援してきた日東精工株式会社。
そのタイ法人で、ねじ締め機の販売・メンテナンスを手掛けるタイ日東精工マシナリーは、高精度なねじ締め技術を強みとし、現在 協働ロボットとのコラボレーション提案を進めています。
タイで2拠点が連携して「ねじ締め」に関するお困りごとを解決
親会社である日東精工株式会社は、①ファスナー事業(ねじ製品)②産機事業(ねじ締め機)③制御システム事業(計測・検査装置)の3つの主要事業で構成されています。
日東精工グループはタイに2拠点あり、日東精工タイランドはねじ製造の拠点、タイ日東精工マシナリーはねじ締め機の販売・メンテナンスを手掛けています。
ねじやねじ締めに関する課題は様々あります。例えば、ねじがきちんと締まらない時、原因がねじにあるのか、ねじ締め機にあるのか判断することは難しいですが、当社なら双方から問題解決のアプローチが可能です。
ファスナー事業の日東精工タイランドと産機事業のタイ日東精工マシナリーが連携し、締結に関わるトータルソリューションを提供できることが、当社の大きな強みです。
高精度・高性能なねじ締め機や検査機をタイで提供
タイ日東精工マシナリーは高機能、高性能なねじ締め機を追求しています。
人がねじを締めると、締め忘れなどのミスや、ねじが浮いているかどうかの確認が不十分なまま次の工程に流れてしまうことがあります。そして、ねじが外れることで、橋が落ちたり、車のエンジン部品が外れて事故が起きたりすると、人の命にかかわる大きな問題になりかねません。
ねじを締めるには、安価な電動ドライバを使用するなど様々な方法がありますが、当社のねじ締め機はきっちり締める、ミスは逃さないということに特化しています。
協働ロボットとねじ締め機のコラボ!METALEX安川電機ブースにて展示予定!
当社では、ここ数年で特に需要が伸びている協働ロボットに注目。
協働ロボットは、産業用ロボットと違い、安全柵で囲わずに使えるので設備の費用を抑えることができ、人と一緒に作業することもできます。人件費の上昇や人手不足が問題となる中で、協働ロボットの需要がタイでさらに高まっていくと考えています。
協働ロボットで先進的なのは、スウェーデンのユニバーサルロボットや台湾のテックマンロボット、そして安川電機やファナックも開発に力を入れています。
当社では「協働ロボット + ねじ締め機」を組み合わせた提案を始めています。協働ロボットはスカラ型ロボットや多関節ロボットに比べて可搬重量が軽いので、軽いねじ締め機でないと持つことができません。
当社はねじ締め機を軽量化して、協働ロボットに取り付けています。
11月のMETALEXでは、安川電機タイランドのブースにて、安川電機製の協働ロボット「HC-10」に当社のねじ締め機「NXドライバ」を取り付けて、初披露する予定です。今までは協働ロボットはものを移動させることがメインでしたが、高精度なねじ締め機を組合わせることで、幅広い業界のお役に立ちたいと考えています。
安川電機タイランド ブース情報
Hall:106 Booth:6J09
記事発信者
髙見裕臣 Takami Hiroomi
日東精工株式会社・名古屋支店でねじ締め機の営業、東京支店でのマーケティング担当などを経て、2019年4月よりタイ日東精工マシナリーのManaging Director。
■タイでねじ締めに関して課題をお持ちの方は、下記のお問い合わせフォームよりご連絡ください。