タイにおいてねじ締め機の販売・メンテナンスを手掛ける「ねじ締め」のエキスパート、タイ日東精工マシナリーは11月20日から23日にかけて開催された製造業展示会「METALEX 2019」に出展した。
タイ日東精工マシナリーは同展示会において、安川電機タイランドのブースで両社のコラボレーションによる製品を披露した。
安川電機タイランドは、モータやインバータ、産業用ロボット等のリーディングカンパニーとして100年以上の歴史を持つ株式会社安川電機のタイ法人である。
両社のスタッフに、提携の経緯やコラボレーションした製品について話を伺った。
Mr. Pipat(安川電機タイランド):タイ日東精工マシナリーの高性能なねじ締め機を当社のロボットと組み合わせることで、タイ国内のお客様の現場で大いに役立つのではないかと考えたことがきっかけです。
Ms. Nampuang(タイ日東精工マシナリー):私たちは、タイにおいて今後更に自動化が進むと考えています。ねじ締め工程においても、協働ロボット(コボット)と組み合わせることで、より多くのお客様にご使用いただける可能性があると感じました。
今回の提携にはこういった背景がありました。
Mr. Pipat:協働ロボット「HC‐10」とねじ締めユニット「NXドライバ」の組み合わせは、両社の提携によって生まれたものです。安川電機タイランドとしても注目の提案製品です。
Ms. Nampuang:本機は、ねじ締め作業に用いられ、さらにねじ締めにおけるトルク判定も行ないます。トルクセンサを有し、締付トルクが規定値通りであるかどうかの確認を行なうことが出来ます。
自動車部品業界をはじめ、家電・電子など大量のねじを使用する業界でも使用可能です。
Mr. Pipat:協働ロボットは、人と同じ空間で作業ができる新たなタイプのロボットで、現在お客様から人気を集めています。導入した際の利便性について想定しやすいことも強みです。
来場した方々からは、このコラボレーションした機械に強く興味を示していただきました。特にねじ締め機と合わせて展示したことで、具体的にねじ締めのシーンで活用できることをお伝えすることができました。
Ms. Nampuang:皆様の反応はとても良く、手ごたえを感じています。直接お話することで、疑問点にもお答えすることができました。
Mr. Pipat:今後、タイ政府も力を入れる産業高度化、特に自動化という点で両社がまた協力し合うことも考えています。共同で生み出すソリューションによって、タイ市場のさらに多くの方々に貢献できればと考えています。
Ms. Nampuang:今回の提携により、お客様に応えるイノベーションが生まれ、多くの関心を集めることができました。今後も両社の強みを活かしてはじめて生まれる、実用的な提案をしたいと考えています。
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