協働ロボット(コボット)の世界トップメーカー・ユニバーサルロボット(UNIVERSAL ROBOTS/本社・デンマーク)(以下UR)は、URロボットと組み合わせて使用できる周辺機器の製品群を『UR+』と呼んでいます。世界400以上(2021年3月時点)のデベロッパが製品を開発中で、すでに320以上の製品が『UR+』として認証されています。
この度、日東精工株式会社が開発・製造する ねじ締めユニット『PD400URシリーズ』が、日系ブランドでは初の『UR+』の認証を取得しました。『UR+』は、URロボットとのプラグ&プレイ:誰でも直感的に機器の操作ができる、がコンセプトです。当社のPD400URシリーズも他社の周辺機器同様、URのティーチペンダントを使って容易にアレンジすることが可能です。
▲UR+製品に認証された日東精工製ねじ締めユニット『PD400URシリーズ』
『UR+』の認証を受けた、日東精工のねじ締めユニット『PD400URシリーズ』の特長
1.小型軽量ねじ締めユニット
ロボットに取り付ける ねじ締めユニットを採用。ロボット動作に負担をかけません。狭いところにもアクセスが可能で、様々なアプリケーションに対応できます。
▲マグネット式:PD400URM(左)/バキューム式:PD400URV(右)
▲狭いところ等、様々な仕様のワークに対応
2.高精度『NXドライバT3シリーズ/SD600Tコントローラ』を搭載
締付けポイント毎にそれぞれ異なるトルク値・回転速度等が設定できます。16種類のプログラムを保存することができ、様々な条件に対応した ねじ締めが可能です。
3.URCap『NS SD600T』による簡単セットアップ・ねじ締め設定
新開発のプラグイン ソフトURCap『NS SD600T』により、導入時のセットアップがティーチペンダント上から簡単に実施できます。
目標トルクを入力すれば最適な回転速度等を自動計算する『簡易設定モード』と、それぞれの値を独立して設定可能な『詳細設定モード』を準備しました。
▲プラグイン ソフトURCap『NS SD600T』の設定画面
▲ねじ締めユニット『PD400URシリーズ』の構成図
『UR+』認証により、世界中からの需要が見込める!
『UR+』製品は、URロボットのティーチペンダントを通して各種設定ができるため、ユーザーやSier※(エスアイヤー)がロボットのシステムインテグレーションの構築にかかる時間や費用を削減できます。
ねじ締めユニット『PD400URシリーズ』においても、ねじ締めコントローラ『SD600T』に保存されたトルク・回転速度のパラメータを、URのティーチペンダント(日本語・英語に対応)から直感的な操作で設定または変更が可能です。
※Sier(System Integratorの略称)とは、顧客から依頼を受け、情報システムの設計・ソフトウェア開発・保守・運用等、幅広いサービスを提供する企業の事
ねじ締めユニット『PD400URシリーズ』が『UR+』に認証されたことで、人手不足や生産性向上といった課題を抱えている世界中のお客様に「URロボットへ容易に接続できる、高精度ねじ締めユニット」という新たな選択肢を提供できるようになりました。
自動化の波が押し寄せているタイでも、手作業による ねじ締めを行なっているお客様はもちろん、ねじ締め工程を自動化しているお客様にも、協働ロボットURロボットと組み合わせて使うことで、より柔軟な自動ねじ締めが可能となり、生産性の向上や作業員の身体的負担の軽減を実現していただけるでしょう。
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タイにおけるURロボット販売代理店