タイ日東精工マシナリーは、パトゥムタニにある自社内に、ねじ締め機のショールームを開設し、2021年10月1日にオープンしました。
日東精工のねじ締め機は日本で製造しているため、導入前にお客様に実機をお見せする機会が限られていました。特にタイのお客様から、実機を自身の目で見てから導入を決めたいという要望をたくさんいただきましたので、このショールームを開設するに至りました。
▲ショールーム内
2021年10月現在、当社のショールームには以下のデモ機を展示しています。
①自動ねじ締めロボット『SR565Yθ-Z』
『SR565Yθ-Z』は、NXドライバ(もしくはKXドライバ)+単軸ねじ締めユニット『FM513VZ』+ロボットコントローラ『RC5500』+ねじ供給機(フィーダ)『FF503H』で構成されています。
|
|
|
|
ねじ締め
ドライバ NX driver |
単軸自動
ねじ締め機 FM513VZ |
ロボット
コントローラ RC5500 |
ねじ供給機
(フィーダ) FF503H |
ねじ締めロボットの操作は簡単です。スタート信号を受け取ると、ねじはフィーダのねじ送りホースを介してチャックユニットまで圧送されます。ロボットはその間に指定されたティーチング位置まで移動します。
この自動ねじ締めロボットは、ねじ締め専用プログラムを内蔵し、ワークに応じて可変できる推力制御機能を有しています。ロボットコントローラ『RC5500』でねじ締めの動作を制御します。ねじ締め条件は、ティーチングペンダントで設定できます。
②フィードマット『FM503H』
『FM503H』は手動用の半自動ねじ締め機で、従来のねじを取り出す時間を短縮します。
ねじはフィーダのねじ送りホースを介してチャックユニットまで圧送します。これにより、ねじを取り出すことなく、直接ねじ締めを行なうことができます。
③アームドライバ『AD100V』
アームドライバ『AD100V』は、高精度な日東精工製ドライバを搭載しています。
作業者に掛かる ねじ締め時の反力を軽減します。作業範囲が広く、大きなワークにも適しています。ドライバは、トルクや回転数などを任意に設定できます。また、パソコンと接続することで ねじ締め波形を表示することができます。
▲タイ日東精工マシナリー・ショールームにて
このショールームでは、お客様のワークを持ち込んで ねじ締めのテストを行なうことができます(ねじサイズやワーク形状は事前にご相談ください)。ここで ねじ締めを試してみることで、安心して購入いただけることと思います。ご興味のある方は、下記フォームやメール等で当社までご連絡ください。