日東精工は2023年10月に省エネ効果とねじ締めの品質や使いやすさを調和させた環境負荷低減型単軸自動ねじ締め機『FM515VE』を発売しました。タイでも販売をはじめており、サステナビリティ・ねじ締め品質・扱い易さをお求めのお客様には最適な製品です。
今回は、同製品の特長についてご紹介します。
日東精工グループでは、2050年のカーボンニュートラル達成を目指し、生産エネルギーの削減や再生可能エネルギーの導入を進めており、CO2排出量削減に貢献する製品の開発に積極的に取り組んでいます。
環境負荷低減型単軸自動ねじ締め機「FM515VE」は、ねじを一本ずつ供給し、適切な条件下でねじ締めを行う単軸自動ねじ締め機です。従来のねじ締めユニット昇降部にエアシリンダを用いる「FM513V」と同等の機能を保ちつつ、昇降部の駆動源にIAI特注の電動アクチュエータを採用することで、CO2排出量の削減とねじ締め品質の向上を達成しました。
―こんな用途におすすめー
「めねじ破損の防止や、ワークへの衝撃軽減を行いたい」(速度・推力制御による)
「制御を簡易的に行いたい」
「ねじを圧送したい」
「CO2排出を抑えたい」
主に自動車部品業界、家電メーカー、自動機メーカー等のモノづくり現場からご好評いただいています。
<「FM515VE」の主な特長>
■環境負荷の低減
エアシリンダ駆動タイプの弊社既存製品と比較して、ねじ締めユニット昇降部の動作による年間CO2排出量を最大66%削減。
■軽量化
電動アクチュエータを採用しながらも、本体質量は約20%軽量。(※当社の想定による試算)
■速度制御・推力制御機能を搭載
ねじ締め時の速度や推力の数値設定が可能で、複数台使用時も簡単に同じ条件を設定可能。
■制御の簡素化によるコスト低減
専用コントローラー不要の電動アクチュエータを採用し、販売価格を約10%低減。
■エアシリンダ駆動タイプと同等の扱いやすさ
パラレルI / Oのみでの制御が可能。お客様自身による制御が簡単に行えるため、エアシリンダ駆動タイプからの移行がスムーズ。
新製品「FM515VE」と従来製品「FM513VZ」の特長比較
登録ねじ数 | ||
推奨ねじサイズ | ||
専用制御コントローラー | ||
重量 | ||
コストパフォーマンス | ||
締め付け方向 | 締付は不可 |
|
ねじ供給方式 |
タイ 日東精工マシナリーでは、新製品と従来品を比較し、環境負荷の軽減やコスト削減にもフォーカスを当てながら、生産ラインに最適な製品をご提案いたします。通常は、供給器とドライバーがセット販売されますが、工場の設備や作業状況など、様々なニーズに合わせて別々に購入することも可能です。
特定のねじのみのねじ締めには「FM515VE」が適していますが、1台で複数種のねじ締めが必要な場合には従来品もご検討ください。
お客様のご要望に合った最適な製品の選択をサポート致します。
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