弊社は自動車を始め、さまざまな業界にねじ(工業用ファスナー)やねじ締め機などを納入している「ねじ」のエキスパートです。このたび、既存のハンディ自動ねじ締め機「FM503H」のASEANモデルである「FM503H-MG」の販売をスタートしました。
既存の 「FM503H」は、ねじをドライバユニット先端部までエアー圧送して、ねじ締め作業時間の短縮や効率化を図るねじ締め機です。ただし、ねじを締め付ける周辺部に部品があると締め付けができないという制約がありました。また、締付時にはねじを保持するクチバシが製品にあたり、傷をつけてしまう懸念があるため、対象ワークの素材に対し都度検討し確認する必要がありました。
これらの問題点を解決したのが新商品「FM503H-MG」 です。ビットの先が先端部へねじをダイレクトに供給するため、狭い箇所や袋穴への締付であってもねじを容易に締めることができます。また、締付時にはねじを保持するクチバシからビットが出ているため、クチバシが製品に直接当たって傷をつけることもありません。
ねじを供給する際の詰まりに関する心配も無用です。自動ねじ締め機を導入しても、ねじの供給が滞るたびにいちいち人が手直ししなければならないようでは自動化の意味がありませんが、その点、「FM503H-MG」はねじ詰まりなくスムーズに供給します。
「ねじ」のエキスパートとして、弊社製品のねじ供給精度には高く評価をいただいています。「FM503H-MG」は対象ワークに優しい締め付けが可能であると同時に、時間を効率的に活用できる、費用対効果の高いハンディ自動ねじ締め機です。
弊社のねじ締め機はすでにたくさんの産業で活躍していますが、この「FM503H-MG」は玩具メーカーや家電メーカーでの利用を想定しています。全工程を自動化するほどではないが狭い場所でハンディに使える自動ねじ締め機の需要が高い業界だからです。
ねじのサイズとしては、M2〜M4に対応する機械を作っていきます。玩具業界や家電業界で頻繁に用いられるサイズのねじ締めに対応できるスペックです。
カスタマイズも可能です。例えば、ロボットにつけたいというご要望があれば、オプションとして手掛けていく計画です。
ASEANでは、まず2024年6月からタイでの販売をスタート。もし何かトラブルがあればすぐにお客様の現場に駆けつけ対応できる体制を整えました。今後は、ベトナムやインド、中国などへの展開も進めていきたいと考えています。
タイの工場にハンディな自動ねじ締め機の導入をご検討の方や、狭い場所でのねじ締めにお悩みの方はぜひ、以下の問い合わせフォームからご連絡ください。