オークマテクノ(タイランド)は人手不足など、モノづくり現場の課題に対し、手軽に自動化を実現する次世代ロボットシステム「ARMROID」を開発。工作機械の加工室内にロボットを入れることで、従来の工作機械と同じスペースで現場の効率化・省スペース化を可能にした。
熟練作業者たちの作業を細かく調べ、ロボットが代行できることを研究して誕生したARMROID。同システムが実現したことが3つある。
通常ロボットの導入には、専用の技術や知識を持ったシステムインテグレータが必要で、加工物を変更するたびにロボットティーチングが必要になる。しかし、ARMROIDはロボットティーチング不要、かつ対話式プログラミングで簡単にロボットを操作できる為、容易に導入が可能。さらに本機一体型のため、機械のみのスペースで導入できることも強みだ。
加工中のびびり振動の抑制やミキシングブローによる切粉の絡みつき抑制などをサポート。また、加工物の交換や清掃、切粉の処理なども代行し、煩わしい作業を大幅に低減する。
ワークストッカの取り付けができるため、昼間は作業者、夜間はロボットが作業することで、作業者の労働時間を削減することができる。
これまで人の手で行ってきた作業をロボットが行い、多くの生産や様々な工程をこなしていく。一方、人はより付加価値の高い仕事をし、未来を考える。オークマがつくったのは、ただの機械ではなく、モノづくり現場の未来のカタチだ。
「ロボットは明日を、人は未来を。」
ARMROIDは、METALEX会場にてASEAN地域初披露となる。
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