TRUE Okura Co., Ltd.は、オークラ輸送機のタイ現地法人として、物流ロボットをはじめとするマテハン機器をタイの物流市場に向けて提供しています。物流現場の自動化を加速させ、省力・省人化を推進する「オークラマテハンシステム」によって、安定稼働・効率的な物流の実現を目指しています。

近年物流や製造現場における人手不足を背景に、軽量物のパレタイズを手軽に自動化したいという需要が拡大しています。
そこで今回は、協働用ロボットを用いたシンプルで手軽なパレタイジングシステム「EasyPAL」についてご紹介します。

コボットの採用により省スペースで安全柵不要

従来パレタイズ用のロボットといえば、パワフルで高能力な産業用ロボットを活用したシステムが主流でした。しかし、産業用ロボットは侵入防止柵が必須であり、設置スペースに余裕がなければ導入が困難という側面があります。この課題を解決するのが協働ロボットです。

「EasyPAL」は侵入防止柵不要、設置スペースは小さく、現在の作業スペースでのご提案が可能です。侵入防止柵が不要なので必要とされているラインへの移動も可能となりました。簡単な設置作業で最適なパフォーマンスを発揮します。

ロボットのティーチングが簡単に！
独自開発のパレタイシング専用ソフト「OXPA-QmC」

最大の特徴は、業界一の使いやすさで定評のあるオークラ独自のオフラインティーチングソフト「OXPA-Qm」をベースにしたパレタイシング専用ソフト「OXPA-QmC（オクスパキューエムシー）」をEasyPALに採用したことです。
「OXPA-QmC」は、ロボットに不慣れな作業者も簡単にパレタイズのティーチングができるパレタイジング専用ソフトです。パソコン上でパレタイジングをプログラミング作成することで、ティーチングが誰でも簡単に行えます。寸法・重さ／重心位置／ラベルの位置など、搬送物のデータを入力して積み付けパターンを選択するだけでプログラミングデータが自動構成されます。