パトライトの歴史は、1955年に高性能マイクロモータの開発に成功、その後1965年にその自社製モータを使った回転警示灯(パトライト)の製造を開始したことから始まります。海外拠点としては98年にシンガポールへ進出。ASEAN地域の拡販を担っていましたが、売上の半分をタイが占めるようになった為、2016年のタイの現地法人を設立しました。
パトカー・救急車などの緊急車両へ装備される回転灯をはじめ工場・病院に設置される表示灯・信号灯を開発・製造・販売しております。
現在では、自社製モータの「回転」技術に「光」「音」「ネットワーク技術」を融合させることで、さまざまな業界で活躍する多彩な表現手法を駆使した情報伝達手段としての製品を、市場に提供しております。
今回は、最新の技術と融合しつつ進化したパトライトの表示灯を機能別にご紹介いたします。
パトライトで最もスタンダードな表示灯は光と回転で注意を促します。
カラーも赤・・黄・緑・青をはじめ、21色ものカラーで自由自在に状態表現できる製品もあります。
またLED技術をいち早く導入した表示灯は、電力の節約や発色の良さ、なにより耐久性で定評があり工場を始め様々な現場で使用されています。
WD-Z2型(エアーグリッド)という機器は、パトライト製信号灯に載せて設置するだけで、機器情報が無線で転送されるシステムです。
機械や設備の稼働データや、段取り替えなどのロス率を「見える化」し、アンドンなどを使いリアルタイムで表示することも可能です。
FAの現場では、表示灯によって設備の異常を見える化。さらにZigBee無線を利用し、稼働率集計などを記録することによって、生産工程のボトルネックを発見し、稼働率向上、生産数向上など業務の効率化に繋げることができます。
Azure IoT Hub / Azure IoT Central へダイレクトに通信し、世界中へ情報の報知が可能。クラウド非対応機器からのデジタル入力情報をクラウドへデータ蓄積。
音声による通知機能搭載により、より分かりやすく詳細に伝えることが出来ます。PING、TRAP、アプリケーション監視など、さまざまな監視機能に対応。さらにRSH、SOCKET通信など豊富な通信コマンドによる制御を実現しました。
TIIS規格に適応した耐圧防爆構造です。
工場電気設備防爆指針(国際整合技術指針)JNIOSH-TR-46-1及び2:2015
構造規格:ExdⅡB+H₂T6 Gb (Zone1,Zone2)
電球やモータといった消耗部品を使用していないため、面倒な部品交換が発生しません。
ガス設備、塗装ライン、発電所、化学プラント、鉄鋼プラントなど、引火爆発の危険がある場所での、警告用にご使用いただけます。
IO-Link対応センサなどの異常をIO-Linkマスタを通じて本製品で報知。それにより、早期に現場の異常を把握し、復旧することが可能に。停止ロスを削減し、稼動率向上を実現します。
NE-ILシリーズは、タッチセンサ付タイプを選択可能。表示灯上部に静電容量式タッチセンサを内蔵。スイッチの代わりとして光っている表示灯に触れることで、上位へ信号を送れます。作業完了の入力や、管理者呼出などに直感的な操作で活用できます。
マイクロモータメーカーとして誕生した当社が、初めて回転灯を開発したのが1965年。半世紀以上、工場、店舗、駐車場、道路工事などの幅広いシーンで回転灯・表示灯は活用されてきました。
そこから導き出した答えをカタチにしたものが、新型回転灯・表示灯 「SK」「SF」「SL」の3シリーズです。
長寿命で高視認性かつ多彩な発光パターンを実現しました。
光に加え音声による報知が可能な表示灯です。光だけでは伝わらない情報を人間の声やチャイムを利用して伝えることで大幅に情報量を増やし、従来出来なかった方法で注意喚起や誘導が可能になっています。
パトライトの音声対応表示灯はメッセージデータを3,000種類以上から選べるので、用途・状況に合わせて最適な音声をお選びいただけます。
またSDカードを用いて、音声データの書き換えも簡単です。
製造装置のワークランプとして、高圧温水洗浄にも対応しており、食品加工の現場に、電気自動車充電器の操作盤照明にその他各種照明の代替えとして使用できます。
CLA-Aタイプは、防水性能において、食肉/食品加工/製薬/飲料業など高圧温水80℃洗浄を行う現場で要求されるIP69Kの規格を達成。
以上、今回は進化したパトライト製品を機能別にご紹介いたしました。
回転灯「パトライト®」・信号灯・車両機器・LEDボードなど、タイでも情報表示機器のことなら当社へお問い合わせください!