パトライトでは、信号灯(シグナルタワー)や各種の報知器機と組み合わせることで、業務を効率化するためのソリューションを手がけています。
本稿では、物流倉庫で業務改善に貢献した事例をご紹介します。
PATLITE×iCONEXT
ピッキング・出荷・積込みのミスと進捗状況を可視化
リモート積荷管理システムとは?
IoT信号灯のパイオニア「パトライト」と、ITを駆使した各種サービスを手がける「iCONEXT」が共同開発した物流倉庫向けソリューション。
積層信号灯(シグナルタワー)の光が荷物を積込む現場の進捗状況を示し、離れた場所からもリアルタイムで状況を把握することができる。
■進捗状況の共有にタイムラグが発生する
■ピッキング・出荷・積込みのミスを発見しづらい
■モニターを介して管理しているが、問題を見逃してしまう
光と音で知らせて、誤出荷を防ぐ!
この事例では、システムにあらかじめシグナルタワーの光と荷物番号・正しい出荷時刻などを紐づけて登録しています。
積込み作業が正常に進行している場合も、問題が起きた場合も、すべての作業者にとってわかりやすくなりました。
緑ランプの数=作業の進捗状況
▲LEDの光の個数によって進行具合がひと目でわかる
作業ミスが起きたら…
誰でも知らずの内に起こりうる作業ミス。
あらかじめ登録された情報と異なる作業が行なわれた場合に、ブザーとシグナルタワーが赤色に点灯する。
作業者に警告を出すことで、ミスが発生したことをただちに知ることができる。
誤った作業を修正して正しい情報に変わると、シグナルタワーも通常の表示に戻る。
▲シグナルタワーの色とブザーで警告するとともに、PC上で問題がある箇所を知らせる
離れた場所へもリアルタイムで通知
管理者は、トラックの出荷時間や入出庫の状況を管理しなくてはならないが、現場の状況を把握するために、常に現場の状況を見ている必要があった。
このシステムを導入することで、システムを介して遠隔地にいる管理者も同時に作業状況を把握し、すばやく対応できるようになる。
▲システムで連携されたシグナルタワーは、遠隔地でも進捗状況の確認ができる。
誤出荷が発生した場合にも、リアルタイムで赤色のランプとブザーによって把握することができる。
IT技術×光と音で作業者をサポート
「物流には在庫管理・品質チェック・トラックへの積込みなどの工程が多く、誤出荷をなくすにはひとつのミスも見逃さないよう管理しなければいけません。本システムは、関係者全員に同時に知らせるとともに “わかりやすさ”がテーマでした」
Wanlop Sukvilai氏 / システム開発プロジェクトリーダー
iCONEXT CO., LTD.
システムコンサルティング、基幹系・業務系システム開発、パッケージシステム導入支援などのIT関連サービスをタイで提供する
パトライトでは様々な企業と連携し、積層信号灯や表示灯を活用した作業改善のアイデアをご提供しています。