パトライトは、シグナルタワー(信号灯)や表示灯とIT技術を組み合わせたソリューションを数多く開発しています。
11月にバンコクで行なわれた「METALEX 2020」では、先端技術をもつパートナー企業と共に開発した業務改善に貢献するソリューション5パターンを披露しました。いずれも、様々な活用法が考えられる汎用性の高いシステムです。
本稿では、業務の“見える化”を中心に有効な使い方のアイデアをご紹介します。
1. 顔認証(生体認証)一括管理システム
PATLITE × DIA (Dynamics Intelligence Asia)
複数人の顔認証を同時に・高速に行ない、人の出入りを光と音で知らせる。
システムに登録された人物と登録されていない人物を見分けて、様々な情報を表示する。
“見える化”アイデア
・社員と訪問客を見分けて、誰が・いつ出入りしたか記録する
・店舗を訪れたVIPを識別して、関係者に知らせる
2. 顔認証&検温 無人受付システム
PATLITE × VST ECS
顔認証と体温測定を同時に行なう、無人受付システム。顔画像から人物を見分けられるほかに、「その場で少々お待ちください」などの音声によって、感染症リスクを抑えながら来客対応ができる。
これを応用して、次のような活用方法も考えられる。
“見える化”アイデア
・工場内の作業者を顔認証。関係者以外の立ち入りを警告する
・介護施設の利用者・家族・職員の顔を登録。認知症による徘徊を防止する
3. RFIDタグ管理・アラートシステム
PATLITE × Freewill-Mars Tohken
マーストーケンのRFID(ICタグ/RFタグを使った識別技術)とシグナルタワーが連動。
センサーの前を通るだけで、瞬時に人やモノの出入り・状況を“見える化”する。
“見える化”アイデア
・製品と社員証に取り付けて、誰が・いつ・何を移動させたかを一元管理
・持ち出し禁止品の通過を知らせる、誤出庫を防ぐ
4. 工場の生産状況管理システム
PATLITE × zenalyse
送信機付きの信号灯が工場内の各機械の稼動情報を収集し、システムが自動で集計する。
「誰が・何を・いくつ・何時までに製造するか」「それに対する進捗状況」がひと目でわかる。
“見える化”アイデア
・作業者の情報&生産状況を一元管理し、モニタリングできる
・設備のトラブルを離れた場所からもリアルタイムで把握できる
5. リモート積荷管理システム
PATLITE × iCONEXT
シグナルタワーの光の数で荷物を積込む現場の進捗状況を示し、離れた場所からもリアルタイムで状況を把握することができる、物流倉庫向けのソリューション。
“見える化”アイデア
・ピッキング、出荷、積込みのミスをリアルタイムで警告
・点灯しているライトの数=進捗状況がひと目でわかる