人の目・鼻・口などの位置や大きさをもとに照合を行なう顔認証システム(顔認証API)。 安全性が高く、カギなどを必要としない利便性があり、猛烈なスピードで技術革新しています。
今回は、パトライト(タイランド)がDIA (Dynamics Intelligence Asia)社と共同開発した最新の顔認証システムをご紹介します。
複数人の顔認証を同時に・高速で行ない、人の出入りを光と音で知らせるシステムです。 システムに登録された人物と登録されていない人物を見分けて、得られた情報をリアルタイムで活用できます。
例えば…
■従業員の勤怠管理を、高効率・低コスト化する
■社員と訪問客を見分けて、誰が・いつ出入りしたか記録する
■店舗を訪れたVIPを識別して、関係者に知らせる
■不審者を発見した際に、離れた場所にいる関係者にリアルタイムで通知する
顔認証の分野でトップクラスのスピードとコスト効率を誇り、大勢のワーカーの勤怠状況を一括で管理する場合などに、絶大な効果を発揮します。
「今日、1人ずつ顔をスキャンする顔認証システムや、指紋やRFIDを使うセキュリティシステムは、一般的なものとなりました。私たちは、さらなるスピードと認証精度を求めて、最先端のシステム開発に取り組んでいます(Chamnan氏)」
1. コミュニケーションアプリによる通知
システムに登録された人物と照合した結果を、LINEなどのアプリを通じて送信する。
2. シグナル機器と連携する通知
インターネット(クラウド)を通してシグナル機器と連動し、光と音で知らせる。
パトライト端末に、従業員や来客向けの音声メッセージを登録しておくこともできる。
例)
登録済みの人物の場合:緑色のライトが点灯、従業員として通過させる
その他の人物の場合:赤色のライトが点灯、来客用の音声を流す など
パトライト製品とAI認証を組み合わせると、活用領域が拡がります。
例えば、工場内の監視カメラ・シグナルタワー・AIによる認証システムを組み合わせた「AIオペレーター管理システム」。
カメラで捉えた人の動きをAIが認識して、決められた通りに作業が実行されているかどうかを判断します。異常を検知した場合(作業が止まっている、等)は、シグナルタワーが光と音で知らせます。