バーコードやQRコードに代わり、RFIDを使ったモノの管理ソリューションが注目されています。
当社は、この技術のリーディングカンパニーであるSATO AUTO-ID (THAILAND) CO., LTD.(以下、サトーAUTO-ID)とFreewill-Mars Tohken Co., Ltd.(以下、マーストーケン)とタッグを組み、RFIDをさらに便利に運用するためのソリューションを開発しました。
共同開発したRFIDゲートは、以下3社の技術により構成されています。
パトライトの信号灯を搭載することで、「物の出入りが正常に行われたか?」「エラーが発生したか?」等が作業者にひと目でわかりやすくなりました。
正しい個数が入庫・出庫された場合:緑色に点灯
荷物が足りない場合:赤色に点灯
その他のエラー(荷物が多いなど):橙色に点灯
1. タグの読み取りにかかる時間と手間の短縮
バーコードリーダーで1つ1つスキャンをして読み込むのと比べてRFIDシステムは一度に多くの荷物を読み込む事ができます。今回は10個の荷物でデモを行ないましたが、100個、1,000個…と増えるにつれてかかる時間や手間が増えるため、大きな導入効果が生まれます。
2. 人的ミス防止
人の手で1つ1つスキャンする場合は、作業ミスや数え間違いが発生します。間違いに気が付かないまま入庫・出庫されてしまう可能性もあります。さらに、現場にいない責任者へ信号灯の遠隔報知によって作業進捗を通知できることで二重(ダブル)チェックを実現します。
3. 作業者にとってわかりやすい
信号灯の光の色と音で結果を知らせることで、視覚的にわかりやすく、ミスを防止できる様になりました。ネットワーク信号灯を、事務所など離れた場所へ設置することで、現場の入出庫の状況を知らせることも可能です。
今回は倉庫を想定してデモを行ないましたが、様々な"モノが出入りする場所"でRFIDゲートの活躍が期待できます。
活用例:物流業界、各種資材の倉庫、サプライヤーからの納品物管理、自動車部品や電子部品などの在庫管理、トレーサビリティの向上
当社は、先端技術をもつ様々な企業と共に、よりわかりやすく、より便利なソリューションを開発する中で進化を遂げるRFIDの技術に注目しています。
今回、タイでRFIDゲートを共同開発した会社は、高い技術を日本で培った同分野の先端企業です。
RFIDゲートは、タグを取り付ける対象物の特徴や規模に合わせて、最適に設計されます。
適切な配置設計によって作業者への正確な通知および現場責任者への遠隔報知による作業ミスを軽減させるシステムとして機能するのです。今後も当社は、今回のソリューションのような、使う現場にフィットする一段上のシステム提案を行っていきます。
倉庫や資材置き場など、物が出入りする場所における課題をお寄せください。