スマートファクトリー化に貢献!稼働率の見える化&効率的なダウンタイム削減を叶えるIoTソリューション
23/05/2022
PATLITE (THAILAND) CO., LTD.
インダストリー4.0(第4次産業革命)以降、世界的に注目が高まっているスマートファクトリー。工場でデジタルデータを活用し、品質や生産性の向上を継続に図ること=「工場のIoT化」を指しますが、タイの製造現場において、本質的に活用できているところはまだまだ少ないです。
現場の生産性向上を図るためには、現在の稼働率および無駄がどれくらいあるかを正確に認知し、見直しすることが必須です。
今回は、それらを実現できる当社おすすめの製造工場の設備停止時間(ダウンタイム)削減ソリューションを紹介します。
稼動率の見える化でダウンタイム削減⇒工場の利益率向上
スマートファクトリー化には大きくわけて3つの段階があります。
① 適切な場所にシグナルタワー(信号灯)を設置する
② 取得したデータを可視化する(情報のデータ化)
③ ダウンタイムをできるだけ短縮させる
⇒どれだけ早く作業者が異常を認知できるか
当社では、これらのプロセスを段階的に解決していくために必要なソリューションを提案しています。現場の稼働率を見える化し、得られた情報を活かして製造プロセスをカイゼン(改善)する事で効率的な「ダウンタイム削減」を実現できるのです。
お客様が抱える課題として特に多いのが『常に稼働状況を監視し続けることが困難』ということです。稼働状況の管理者であっても、常にモニターや信号灯を監視しているわけにはいきません。離れた場所にいたり、作業中で手がふさがっていたりする場合もあります。
ダウンタイム発生の主な原因は、機械の重大な故障ではなく、日常的な少しの工夫で解決できることの方が多いのです。つまり、装置が停止したその瞬間に担当者に知らせ、いち早く現場に駆け付ける事がダウンタイム削減につながります。
機械の稼働状況をリアルタイムに把握する
▲WDシステム構成図
当社が開発したワイヤレス無線データ通信システムWDソリューションと、タイのソフトウェア開発会社Zenalyse Co., Ltd.が開発したSEESET WATCH®︎を組合せた、現場稼働率を見える化できるソリューションは、スマートウォッチでより効率的に稼働状態を知らせる事ができます。
スマートウォッチの利点は「工場内の騒音に強い」「作業中でも確認しやすい」ことです。
耳栓をして作業するような騒音の激しい現場でも、スマートウォッチの振動ならば必ず気が付くことができます。現場作業中は、メール通知よりも目線を落とすだけで確認できるウェアラブルデバイスが適しています。
▲異常をリアルタイムに通知できるスマートウォッチSEESET WATCH®︎
▲信号灯と連携して作業者に異常を振動で伝える
※SEESET WATCH®︎は、SEESETの追加オプション機能です。導入にはSEESETソフトウェア本体の導入が必要です。
またSEESET WATCH®︎は、アンドロイドで動作するソフトウェアです。
ご使用には、アンドロイドのスマートウォッチが必要になります。
【スマートファクトリー化への手順】
①機械の稼働情報を表示灯(シグナルタワー)設置により可視化
⇒工場全体で色の意味を統一し、通路から見える様に設置
②各機械から稼働状況を収集する。
⇒機械の年式やメーカーが異なっても共通の表示灯(シグナルタワー)で情報収集可能
③ダウンタイム削減を実施する
⇒ダウンタイムを減らす為には瞬時に情報を通知できる仕組みが必要
事務所内に通報…ネットワークシグナルタワーを使う
個人へ通報…スマートウォッチを使う
機械製造工場、自動車部品工場、印刷所など、あらゆる産業に適しています。
まずは試験的に1台から導入し、効果を確認いただいてから活用範囲を広げていただくことも可能です。
スマートファクトリー化にご興味をお持ちの方、工場稼働状況の見える化・設備稼働率・生産性向上などに課題をお持ちの方は、下記フォームからお問い合わせください。