「人件費高騰による人手不足」
「稼働状況を手書きで記録していて時間と手間がかかる」
「機械毎の稼働記録だけでは、工場全体の稼働率や生産率がわからない」
当社パトライトでは、上記のような様々なモノづくり現場の課題を解決する工場の“見える化”ソリューションを数多くご紹介してきました。
今回は、見える化したデータをうまく活用(アウトプット)し、工場全体の生産効率向上につなげるソフトウェア『MotionBoard(モーションボード)』をご紹介します。
過去記事にてスマートファクトリー化の手順についてご説明していますが、本ソリューションは、 取得データをカイゼン活動に反映する工程で活躍するソフトウェアです。
【スマートファクトリー化への手順】
① 適切な場所にシグナルタワー(信号灯)を設置する
② 取得したデータを可視化する(情報のデータ化)
③ ダウンタイムをできるだけ短縮させる
④ 可視化したリアルタイムデータをレポート化、カイゼンにつなげる
稼働データを見える化できたとしても、データ活用および現場改善に活かせなければ意味がありません。また、タイの工場でのIoT導入において、ソフトウェアのキッティングや、データのアウトプット(レポート化)に課題を持つ現場も多いのではないでしょうか?
『MotionBoard』には以下のような特長があります。
<BIダッシュボード『MotionBoard』特長>
✔ リアルタイム各機械の稼働状況をダッシュボードで一目で把握できる
✔ トラブル発生時にはすぐに作業者へ通知
✔ トラブル(機械不良、製品品質のバラつきなど)の原因や傾向を取得データから分析可能
✔ 生産数変更などの際にデータベースの数値変更のみで、全データを適切な数値に自動更新
✔ メーカーを問わず、様々なデバイスと連携可能
✔ レポートはエクセル、CSV形式で簡単に作成可能
✔ 初回キッティング、現場への使用レクチャーをサポート
同じ工場内でも、使用している加工機械・カメラ・スキャナーなどの各ツールは、メーカー・仕様・稼働年数などの条件が異なっている場合がほとんどです。特に、2017年以前の機械はIoT対応のものはほとんどありません。『MotionBoard』では、そのような機械のスペックにバラつきがあっても問題なくデータ連携・同期が可能です。生産プランの変更に伴うデータ変更も一度の情報更新のみで各データが自動で更新・同期されます。機械の稼働率によって利益が大きく左右される製造工場などでは、特に絶大な効果が期待できるでしょう。
さらに、取得データをダッシュボード化し、レポートとしての出力も容易なため、属人化しやすい集計・分析業務を誰でも簡単に行うことが可能です。
連携できるデバイスが多い分、キッティングが複雑になるという点で、お客様から懸念の声をいただくこともあります。そういった不安を解消すべく、ソリューション導入時には、初回のキッティングと現場使用者へのレクチャーも含めてサポートしております。また、工場によってレポートに抽出したい情報やレイアウトなどの希望は様々ありますが、そのようなアウトプットデータ作成のアドバイスも提供しております。
安心・安全・簡単に素早く導入でき、即効性がある生産効率改善ツールとしておすすめです。