協働型ロボットは、人に接触すると停止する機能があります。 これにより安全エリアと安全柵は不要となり、コスト削減と省スペースを実現します。
視点を変えると、協働型ロボットは場所を選ばず何処にでも設置できると言えます。
しかし、一般的な協働型ロボットは、従来の産業用ロボットと同様、ロボットと作業対象(製品)の絶対位置が変わってしまうとその都度、位置変更のプログラム修整が必要になります。その為、ロボットを移動させることに時間と労力を要していました。
「テックマン」に内蔵しているカメラ(目)は、自動で位置を読み取り、補正することができます。
つまり、従来困難であったロボットの移動が簡単にできるロボットなのです。
位置補正には位置認識システム「TMランドマーク」を使います。位置補正用の印と独自のビジョンソフトの使用により、位置を3D(X,Y,Z方向)で認識することが可能になり、ロボットが作業台の状況を自動で把握します。
TMランドマークのデモ動画をご覧ください。
現在、当社にお問合せが多い射出成形機や工作機械への製品の挿入や取り出しを 自動化したデモです。
通常の作業サイクルで作業を行った後、製品をストックするホルダーの位置、ロボット(代わりにデモの箱)の位置、 機械の中にある金型(又はチャック)の位置を意図的にずらすとします。従来のロボットや他社の協働ロボットは位置が把握出来ないため、最初のサイクルと同様の作業は出来ません。
テックマンロボットは、プログラムスタートのボタンを押すと、「TMランドマーク」が位置を3Dレベルで読み取り、自動補正し作業を完遂します。
多くのロボットメーカーが作業の自動化を実現していますが、作業に関連する様々な物の位置を確定する必要があるため、工作機械や成形機の前にロボットを固定している場合が多いと思います。少量多品種の製品を製造されるお客様の場合、時には人が作業する方が効率良い場合もあります。ロボットを導入すると工作機械の前をロボットが占領してしまう為、人の作業が両立出来ず自動化が難しい状況でした。
「Techman」は、位置を自動補正できるためロボットを移動させて人が作業できる場所を確保することが可能です。
また、内蔵のビジョンセンサーはQRコードを読み取りプログラムを実行することが可能なため、機械の各所に「TMランドマーク」と作業内容を指示するQRコードを据えつければ、複数の工程を1台の「Techman」で作業する多能工が可能です。
これらの機能は、機械への挿入と取り出しに使う以外にも 様々な応用が可能です。例えば、「Techman」を手押しの台車で移動し 作業先各所で「TMランドマーク」と作業内容を指示するQRコードを据えつければ A地点で箱から取り出す作業、B地点で組立、C地点で箱詰めといった作業が1台で可能になります。
更にロボットの移動も自動化する自動搬送車(AGV)を使用し1台のTechmanで自動移動多能工の実現も可能です。
ロボットに作業場を専有されたくない、1台のロボットで複数作業の自動化をしたいというお客様、「Techman」の実機を御社にお持ちして機能をご紹介致します。
是非、当社にご相談ください。
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世界初のカメラ機能内蔵ロボットTechMan Robot!
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