協働ロボット『テックマンロボット(TechMan Robot)』のビジョン システム(ビルトイン・ビジョンシステム『TMvisionTM』)と、鈴野製作所の『ビジョン ピッキング フィーダ』SVFシリーズをご紹介します。
テックマン ロボットのビジョン システムを使うことで専用の位置決め部品が不要になり、少量多品種の自動化が低コストで実現可能になります。ご案内するのは、プレミアエンジニアリングの月収15万円ロボット会社員・テックマンです。
一般のパーツフィーダは、製品の方向や表裏を揃えた後に位置決めをして払い出します。多くのパーツフィーダは、ネジやナット等、形状の違う製品に対応するため、製品毎に主要な位置決め部品を交換しなければなりません。位置決め部品のコストもかさむため、少量多品種の自動化には向いていません。
今回ご紹介する『ビジョン ピッキング フィーダ』SVFシリーズは、1967年の創業以来、神奈川県秦野市で半導体の製造加工業を営んできた鈴野製作所が開発したパーツフィーダーです。一般のパーツフィーダとの違いは、SVFは部品供給と平面上で重なった部品をばらす事に特化しており、位置決めを行なわない点にあります。
位置決めとピッキングをテックマン ロボット+ビジョン システムに任せているため、専用の位置決め部品が不要となります。低予算で少量多品種の自動化ができるので、様々なラインに採用しやすくなりました。
このビジョン ピッキング フィーダにテックマンのビジョンシステムを組み合わせる事で、システムを構成する殆どの部品を共通化する事ができます。プログラムが非常に簡単なので、ティーチング(設定方法の学習)に時間をかけずに、生産現場で多品種に対応した設定を追加する事ができます。
ビジョン ピッキング フィーダの操作性
タッチパネルで動作確認・プログラム登録・各種設定・アラーム履歴の確認が行なえます。
PCや外部モニタが不要で直感的に操作でき、設定変更のたびに生産現場にPCを持ち込む煩わしさがなく、誰でも簡単に設定を行なうことが可能です。
テックマン ロボットの操作性
TMフロー(TMflowTM/ユーザーフレンドリーなフローベースのロボットプログラム編集ソフトウェア)とダイレクトティーチ機能を使い、直感的かつ視覚的に操作ができます。ビジョンシステムの設定も、TMフローと同様に学習時間を多くかけずに習得する事が可能です。また、フィーダの動きを記録したチャンネルを、TMフローで制御することができます。
「あったらいいな」を組み込んだ、多機能フィーダ
・ホッパー部品落下検知機能
ホッパー落下部に、パーツ落下を検知するセンサを標準装備
・イージーアジャストモード
各動作パラメータ設定の際、実動作を目で確認しながら
最適な条件を見つけ出すための機能
・部品排出機能 等
ここではお伝えしきれない、多くの機能があります。
プレミアエンジニアリングでは、テックマンとSVFシリーズの接続ケーブルとSVF本体の制御を含めたTMフローのサンプルプログラムを同梱してご提供しています。
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松本 Matsumoto
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