Precision Tools Service (Thailand) Co., Ltd.(以下、PTSタイ)は2025年2月20日にプライベート展示会「PTS ONE MAN SHOW 2025」をタマサート大学内のThailand Science Parkにて開催した。
“Let's craft the future, together”のテーマを掲げ、環境保護や省エネに貢献する全28メーカーの製品およびスマートソリューションを紹介した。
今回のプライベート展示会では、「生産効率化」「廃棄物排出量削減」「サステナビリティ推進」などをキーワードとした持続可能なモノづくりに着目したソリューションを集めている。
主な出展メーカーは以下5つのジャンルに分類される。
1. 自動化設備・エアツール
SMART BEE BOX、日東工器、エヌティーツール、ASK、SMC
2. 測定・品質検査機器
ミツトヨ、アクレーテク(東京精密)、ISSOKU、HIOKI、フリアー、テレダインフリアー
3. 生産システム・インダストリー4.0
三菱電機、近藤製作所、IAI、アドバンテック、オリオン機械、パトライト
4. 産業プラント向けソリューション
北川鉄工所、CKD、不二越(NACHI)、ABSS、テラル 、スイデン、コミーミラー
5. 配管技術及び付属品
JNCER、Ikeuchi、Mizoguchi、KCR、
■ミツトヨ:表面粗さ測定器「Surftest SJ-220」
ワークピース表面の微細な凹凸やざらつきの測定・解析が可能な表面粗さ測定器。車載部品や機械部品、厳しい品質条件が求められる部品測定に最適。
主な特長
‐ 使いやすさを追求した設計。
‐ 微細な凹凸やざらつきの検知が可能な検出器(0.025µm~10µmの分解能)
‐ 多彩な粗さパラメータの測定に対応
‐ コンパクトで持ち運びが可能。充電式の内蔵バッテリー搭載。
■アクレーテク(東京精密):表面粗さ・輪郭形状測定器「サーフコムNEX200」
検出器を交換することなく、一台で表面粗さと輪郭形状の測定が可能な高精度表面粗さ・輪郭形状測定器。
主な特長
‐ 各工程にかかる時間を短縮し、測定工程全体での効率化を図る。
‐ リニアモーター駆動部(Linear Motor Drive)搭載。
‐ 新開発のハイブリッド検出器を採用し、傾斜面や起伏形状、曲面を一度に測定可能。
■三菱電機FA:MELSEC iQ-Rシリーズ
自動化システムにおける作業環境をサポートするPLCパッケージ。生産性向上・コスト削減・システムの信頼性向上を重視して設計されている。アクセス中のデータをリアルタイムに収集し、システムの接続が完了するとPLCパッケージが外部サーバーにデータを自動転送。これにより、送信中のデータ消失を防止する。
■テラル:クーラントポンプ
多様な業界のニーズに対応するため、幅広いモデルを取り揃えている。高耐久性・長寿命、切削粉の侵入防止設計が特長。さらに、IE3モーター搭載により省エネ効果も期待できる。
■不二越(NACHI):超小型コンパクトロボット「MZ01」
1kg可搬クラスでは世界最小のNACHI産業用ロボット。動作範囲は350mmで、狭いスペースでも設置が可能。本体重量はたったの10kg。
メーカー製品の展示紹介に加えて、タマサート大学教授による「スマートテクノロジーおよび循環経済による持続可能な製造」をテーマにした特別講演会も開かれた。
*掲載順不同
PTSタイでは、各メーカーと協力してモノづくり現場で生じる省エネや環境保全の課題解決のためのソリューションを数多く用意している。それらは長期的なコスト削減に繋がるだけでなく、高性能で環境に優しい製品が求められる市場のニーズに対応できる製品ラインアップだ。
今回のプライベート展示会は、PTSタイのソリューション力が存分に表現された内容となり、モノづくりに携わる多くの来場者の関心を集めた。PTSは今後も各地域でのプライベートショー開催を積極的に行っていく。