【セミナー概要】
テーマ:IoT時代における失敗しないシステムの導入方法
開催日:2019年8月2日(金)
場所:アソーク インターチェンジ セミナールーム
タイの工場の現場では人手不足や離職、スキル低減、生産レベルの維持に困っている工場が多く、これまでの人のスキルに頼った生産は限界にきています。今回のセミナーでは、人に頼らないシステム構築を進める上でのネックとなっていた生産計画・レポート、分析等の人のスキルに依存いていた業務の改善を提案させていただきました。
タイの製造現場でシステム導入が進まない理由とは?
タイの製造現場ではExcelによるスケジュール管理が氾濫し、熟練工や個人のスキルに依存する製造の現場でシステムを導入してもExcelでの管理に戻ってしまう傾向にあります。また、システム導入時に多くの要件を詰め込みすぎ、柔軟な対応ができなくなり使い勝手の悪さから使用しなくなるケースもあります。
そういった問題を解決すべく、今回のセミナーでは、現場に合わせ徐々にシステムを構築し常に計画・実行・分析・改善のPDCAを意識しながら構築を進める方法をご紹介しました。
また、特別講師として生産計画、レポート、分析のスペシャリストを当社の協力会社から招聘し、それぞれの専門分野の視点でご説明しました。
アスプローバ株式会社 上村氏:
AsproveApsによる計画業務に構築方法
多品種少量生産の時代に需要変動に対応できるセル生産方式は有効ですが、離職率が高い中での多能工問題などで、なかなか導入が進まないのが現状です。IoTで収集した情報を活用して初心者でもすぐにセル生産方式に対応できるスケジュールの自動化とデジタル屋台について解説しました。
株式会社 テクノツリー 清水氏:
XC-Gateによる品質、検査業務の構築方法
人件費の高騰もあり、以前のように人に頼る生産方式から現場情報を吸い上げ効率的に活用する方法が求められています。XC-Gateは人が紙に書いている情報をタブレットに直接入力・電子化出来るペーパーレス化ツールです。現場情報の効率的な収集・連携方法を説明しました。
ウイングアーク1st株式会社 湯原氏:
DrSumによる現場主導による分析業務の構築方法
AsproveAps、XC-Gate、その他システムで収集されるデータを活用した改善活動が求められていますが、データ活用の歴史が浅いタイは、数字に対する意識が低いのが現状です。数値に対する意識を向上させ、現場での分析業務を促進するためのステップをご説明いたしました。
セミナー主催・協賛企業
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◇ Ryoyo Electro (Thailand) Co., Ltd.【セミナー報告】タイにおける現地化促進、人件費削減、生産効率向上。 産業の新しいあり方に関するセミナーを開催
https://www.smri.asia/jp/samuraifactory/news/755/
◇ 日立産業制御ソリューションズ
【自動化・IT化】タイ製造業現場の悩みを解決するソリューションをご提供します!
https://www.smri.asia/jp/samuraifactory/news/751/
◇ WingArc1st
【可視化のメリット】タイでもデータの「見える化」が生産効率や経費削減への重要なポイント
https://www.smri.asia/jp/samuraifactory/news/759/
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