2000年代前半、BtoC企業が、顧客である消費者とのコミュニケーション(広告・販促)を考えるうえでインターネットの重要性が高まっていった。そのような時代に登場した広告の法則が「AISAS(アイサス)」だ。AISASは、消費者の購買行動の過程を端的に表したものだ。
下部の図解の中で重要なのは「検索」と「共有」というネット時代ならではの過程が含まれていることだ。
インターネットを当たり前に使い始めた層が30代、40代に突入した現在、BtoB・製造業企業にとってもインターネットは重要な販促ツールになっている。ネット世代の人々は私生活で物を購入する際に、事前にネットで製品の詳細や価格を比較・検討する。この行動は、職場における購買でも同じだろう。
図解の下部に、AISASをBtoB向けに解釈した場合の施策を例として記載した。
もちろん取扱う製品や企業の状況によってはAISAが当てはまらない企業もあるだろう。しかし、売上や顧客数が伸び悩んでいる企業は、この法則に当てはめて自社の施策を再検証することも有効だろう。
AISASは、認知から購入・共有までの購買行動の過程を表しています。
佐藤 Sato
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