鉄道広告はBtoB、製造業企業にとって有効?
BtoB企業の広告最前線 vol.08
10/10/2024
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サムライアジア編集部

バンコクの中心街を走る高架鉄道BTS。
ここ数年は延伸が続き、見慣れない行先表示に一瞬逡巡することもある。

BTSは、主にタイ人中間層の通勤や外出の交通手段として、1日に約100万人が利用している。外国人旅行者の占める割合は20%前後と言ったところだろう。

バンコクではBTS(2路線)、MRT(2路線)、エアポートレールリンクの計5路線が運行されているが、広告量が圧倒的に多いのはBTSだ。

中間層をターゲットとする様々なBtoC広告が掲出されている。

BTSはサムットプラカーン県まで延伸されているが、そのまま南に延伸を続け、2021年にはバーンプー工業団地まで到達する予定だ。

現状のBTSにBtoB、製造業企業が広告を掲出することは客層を考慮すると非効率だが、工業地帯まで延伸が進んだとき、当該地帯にある駅内に広告を掲出する製造業企業が現われるかもしれない。

2020年のBTSの主な広告料金は右記のようになる予定だ。


▶ 車体ラッピング広告(4両1編成)
広告費: 840,000THB/月
製作・取付撤去費: 690,000THB/編成


▶ 車内ジャック広告(4両1編成)
広告費: 640,000THB/月
製作・取付撤去費: 473,220THB/編成


▶ プラットフォームトラス広告(27駅・28面)
広告費: 1,032,000THB/月
製作・取付撤去費: 368,000THB


▶ エスカレーター広告(サイアム駅)
広告費: 137,000THB/月
製作・取付撤去費: 22,000THB/パネル