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Reikoが教えてア・ゲ・ル Vol.1

10/06/2020
Reiko

人気インフルエンサーが”タイの今”を解説!

皆さん、はじめまして。Reikoの新連載にようこそ!
今回のテーマは全世界で流行している「新型コロナウイルス(COVID-19)」。 タイの現状と、タイ人の気持ちについて解説します。

【プロフィール】
テレビタレントやインフルエンサーとして活躍中のタイ人。
PPTVの東京オリンピックレポーターも務め、日本が大好き。
日本語が堪能で、早稲田大学への留学経験もある才女。


タイ人は新型コロナをどう思っているのか?

先日、日本の友人から「タイでの新型コロナウイルスの状況はどうですか?タイ人は日本人に比べて新型コロナウイルスに過敏になっている気がします」というメッセージをもらいました。この記事を書いている時点では(4月下旬)、タイは非常事態宣言下にあり、ほとんどの商業施設が閉店しています。

話は1月に遡ります。その頃、PM2.5による大気汚染がタイ各地で問題になっていました。PM2.5はマスクを着用することで防ぐことができますが、マスク着用率はそれほど高くありませんでした。現在、外出時にはほとんどの人がマスクを着用しています。この状況を比較すると、タイ人は明らかに大気汚染よりも新型コロナウイルスを怖がっているようです。

私の見解ですが、タイ人がこのウイルスを怖がる主な理由は
①まだワクチンがない
②感染したら死亡率が高い
③感染したら隔離され、家族や恋人に会えなくなる
④治療費が心配 の4点です。

一方で、柔軟性の高さはタイ人の国民性のひとつです。マスクが品切れになったとき、大企業・アパレルメーカー・個人の商店までもがすぐさまマスクを製造し、販売を始めました。また、マスクをファッションアイテムとして捉え、マスク選びを楽しんでいる人もいるほどです。以上は中流階級以上のタイ国民の話です。彼らの多くはある程度貯金があり、この状況がしばらく続いても生活できます。

しかし、低所得層の人々の多くは貯金もなくその日暮らし。すでに生活が困窮し始めています。全ての人がNetflixを見て自宅待機を楽しんでいるわけではないのです。悲しいことですが、新型コロナウイルスの感染拡大と非常事態宣言後、自殺・路上強盗・食事さえもできない貧しい人たちのニュースが毎日報道されています。彼らにとっての恐怖は、ウイルスよりも飢えなのかもしれません。

このコラムが掲載される頃には新型コロナウイルスは終息しているかもしれませんが、私たちは今回の事態から日常的な衛生管理の大切さを改めて学びました。
「手を洗う」「うがいをする」「日々の体調の変化に気を配る」…
基本的なことですがこれらの衛生習慣をしっかり継続していきましょう。

2020年4月、バンコクのソーシャルディスタンスの様子。
オフィスビルのエントランス(左)電車内(右)




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