人気インフルエンサーが”タイの今”を解説!
こんにちは、Reikoです。気がつけば今年も残りわずかですね。現在、新型コロナウイルスにより世界経済は大きな影響を受けています。倒産する企業が増加し、企業は生き残りをかけてリストラによる経費節減や様々なコストカットを試みています。今回のコラムでは、コロナ禍におけるタイの若者の職業観について考察します。
コロナによる経済危機は、就業者はもちろんのこと、これから就職先を探す新卒の学生にとっても大きな影響が生じています。企業は採用枠を絞っているので正社員として就職ができる確率が低下します。今回執筆した内容は、私の周りの友達にヒアリングしたことやSNSで見聞したことをまとめたものです。
ブロガー、ユーチューバーに憧れるタイの若者
コロナ前は成績がトップクラスの学生や専門知識や経験を得た若者は、自営業やフリーランスを希望する傾向が強く、会社に縛られたくない人が多かった印象です(富裕層の子は除く)。しかし10年前は、卒業後は会社に就職するパターンが多かったので、明らかな変化が起きています。
今、若者がなりたい職業のひとつは、SNSで活躍するブロガー、ユーチューバーなどです。数年前はブロガーと言えばビューティー系やネットアイドル系が主流でしたが、最近は旅行系、カフェ巡り、写真映えスポットの紹介ページが圧倒的に多い。ユーザーにとってはたくさん情報が得られて良いことなんですが、ほとんどのブロガーが綺麗な写真を投稿するので、写真だけ見たらどのブログなのか分からない。ブロガーも競争が激しくなっています。
本当に個性がないと生き残れません。
コロナ禍では「eコマース系」の職業も人気です。自分で出店せず会社に所属する場合は、データ入力業務、システム開発、配送関係、営業などの人材需要が高い。市場が成長しているので失業のリスクが低いですね。
一方で、都会から故郷に帰り、シンプルな暮らしを選ぶ若者も少なくない。働いていた飲食店が閉店したり、リストラされたりして「物価が安い地元で仕事を探す」しか選択がなかった人たちがいます。
もし私が新卒で、今の状況で就職活動をするとしたら、勉強した分野に合わなくても色々な業種に挑戦すると思います。巡ってきたチャンスに合わせます。経済危機でどの企業も大変ですから、普通の状況でいられる人はほとんどいません。若者には「どんなチャンスでもとりあえず掴んでみましょう!」と伝えたい。希望の就職先ではないかもしれないけど、将来の何かに繋がるかもしれません。みんなでこの危機を乗り越えましょう!
佐藤 Sato
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