タイでも、エンドミルなど切削用工具(ツール)を自社で製作・再研磨する内製化の動きが高まっています。工具研削盤を導入するメリットは、複数台の加工機を保有する工場等で、大量にツールの再研磨が必要な場合のコストカット・調達にかかる時間の短縮・余分な工具在庫の削減・使用済み工具の再利用等にあります。
当社、サイアムサンリツ(三立興産のタイ法人)は、牧野フライス精機(マキノ)製工具研削盤の輸入・販売を行なっています。当社が工具研削盤をタイでお探しのお客様にお薦めするのは、マキノ高精密CNC工具研削盤『MG30』です。
①高い割出精度
回転軸(A、W)に ダイレクトドライブ(DD)モータを採用しました。
ロータリーエンコーダにより、割出の精度を向上させ、バックラッシュ0(ゼロ)を実現しています。
②高出力・高精度の砥石軸
高出力22.0kWの砥石軸モータにより、重研削に対応。大径ワークでも高能率加工が可能です。
冷却油をビルトイン主軸頭に循環させる事で、モータ部からの発熱、主軸頭への熱の伝達を抑えています。
③手動クランプDD工作主軸台
振れ出しが容易な、芯振れ調整式 手動クランプ アダプタを採用しています。
4箇所のネジを調節する事で、簡単に高精度なワークのクランプが可能となります。
また、ワークの着脱を自動化する自動クランプDD工作主軸台が選択可能(オプション)です。
④豊富なオプション機能
・高機能ロボットローダ『ROBOX®』
コンパクト設計ながら大容量の収納能力。大ロットワークの連続加工に対応しています。
・砥石・研削液ノズル交換装置『AWC3』
最大3セットの砥石セットを交換可能な 砥石交換装置。加工相対が向上し、より自由度の高い加工が可能です。
・自動ワーク交換装置『Mini Loader』
最大39本のワークを収納可能な、多品種小ロット生産に対応する内蔵型のコンパクト オートローダです。
・ダイヤモンド工具研削仕様『FSS』
砥石軸上に2軸CNC自動ドレッサを搭載しています。砥石の常時自動ドレスにより、研削効率の低下を防ぎ、PCD/CBN工具を効率的に研削します。
牧野フライス精機のインドネシア支店でASEAN諸国・インドの営業を担当している阿部 洋(あべ ひろし)氏からコメントをいただきました。
阿部:サイアムサンリツさんは、当社(牧野フライス精機)の工具研削盤のPRと、既存のお客様へのアフターサポートをお手伝いいただいています。
牧野フライス精機の工具研削盤は、タイはもちろん、ASEAN全域、そして中国やインドの切削工具メーカー様から各種量産部品メーカー様まで、幅広くご使用いただいています。
特にMG30は、高精度加工・高能率加工・加工安定性・拡張性・省スペース等、全てを高レベルに実現、製品化したお勧めのCNC工具研削盤です。
タイを含めたASEAN市場では、切削工具需要に対して工具供給メーカーが不足している(輸入品に頼る部分が多い)と考えています。
切削工具メーカー様の現地設備投資や、切削工具を自社製造・再研削されたいお客様の需要にお応えすると共に、現地アフターサポート体制を強化していきます。
切削工具の製造・再研削でご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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