ショウワ洗浄機は、付加価値の高い洗浄機などを製造・販売している。
独自の洗浄・乾燥技術を取り入れた製品には、パレット洗浄機、部品洗浄機、業務用食器洗浄機があり、野菜洗浄機など用途に応じた洗浄機も手掛ける。洗浄分野以外にも、経年変化が少ない精密機械加工治具の設計・製作・加工を行ない、新規事業への参入にも積極的だ。
時代の流れを見据え、ショウワ洗浄機はコスト削減、省資源や省エネルギーなどの地球環境負荷低減にも力を入れている。その一例が、パレットやコンテナの洗浄に使用されている自社開発の製品だ。一般的な洗浄機は、洗浄後にブロワーの送風で乾燥させる。ところが同社の製品には、回転させて水分を飛ばす脱水方式を採用したモデルがある。ボイラを使用しないため、無駄な熱が出ないのが特長だ。
このほかにも、洗浄・リンス・脱水が1台でできるコンパクトタイプ、大幅なランニングコスト削減を実現する省コストタイプ、場所を取らない省スペースタイプなどがある。さらに、ショウワが得意とする全自動技術を駆使し、段バラシ→洗浄→遠心脱水→乾燥→段積みまでが1台で行なえるパレット洗浄機を開発。環境問題だけでなく、省力化にも貢献する。
イノベーションを追求したこれらの自社製品の中において、特に自信を持っておすすめできるのが洗浄機専用ヒートポンプシステムだと言う。通常、温水ボイラの効率は100パーセントを超えることがない。一方、ヒートポンプは空気の熱を利用するため、入力した熱源に対して、その4倍の出力が取れる。ショウワは、この高効率な仕組みを初めて洗浄機に取り入れた。さらにヒートポンプを遠心脱水型乾燥機と組み合わせてハイブリッド化すれば、ボイラレスやCO2のさらなる削減につながるという。
またヒートポンプユニットの設置は、ボイラの設置よりも安価で済む。実際、このヒートポンプシステムを導入したことで、1年間にかかるランニングコストが、前年比で74%も削減できたとの実証データもあるそうだ。
また、洗浄分野や他の業界にもロボットとカメラ(画像処理)を融合した装置の導入を進めており、「省人化から無人化へ」をキャッチフレーズに更なる市場開拓に意欲を示している。
製品の海外生産と周辺国も含めた広域普及を目指し2019年10月にタイ法人であるショウワ・アジア・タイランドを設立した。ショウワ洗浄機は社会と環境への貢献を拡大していく。
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