当社ソディックでは20年ほど前から機械の稼働状況を監視できるソフトを提供しており、現在の『Sodick IoT』の礎となっています。昨今では様々な用途に合わせた機能が充実してきており、今まさに拡充中と言える分野です。
近年の製造現場において、リードタイムの短縮化課題に加え、人手不足や人件費の高騰等、悩み事は尽きません。タイにおいても同様の問題を抱えているお客様も多いかと思います。
自動化や省人化がトレンドとなってきているにもかかわらず、なかなか現場への導入が進まない背景の1つに、実際の稼働状況の把握が困難であるということが挙げられます。
Sodick IoTはこれらの問題解決のお手伝いが出来るかもしれません。
管理者が一番知りたいことは機械の稼働率です。稼働状況の把握は設備投資の検討や仕事量の確保の為の重要なファクターとなります。Sodick IoTラインアップの1つ、『S-Viewer(エス・ビューワー)』※は機械稼働率の見える化を実現します。
※旧名『Miemmerce(ミエマース)』
S-Viewerの主な機能
・現在の機械稼働状況の把握
・機械ごとの稼働状況の把握
・加工履歴の確認
・メンテナンス、消耗品の状態把握
・社外からの機械状態の確認
・稼働実績を外部に出力(CSV)
・各種センサ類の状態確認
S-Viewer Server(Windows PC)に繋がった各機械(NC装置)からデータの収集をします。登録された機械は一覧として表示ができ、機械の稼働状況・加工時間・加工率等をNC装置のグラフィックとリンクして表示します。機械毎の稼働実績の照会も可能です。このような機械稼働状況の一元管理で、機械稼働率の向上に貢献します。
ソディック製の機械はもちろんのこと、他社製の機械に関してもの Sodick-IoTプラットフォームに基づいた機械管理システム『S-HARMNY(エス・ハーモニー)』を活用して連携させ、製造工程全体の見える化を実現することができます。
『SEIKAnet(セイカネット)』という機能では、機械とPC、または機械同士でNCプログラムのやり取りができます。機械から離れた場所でも機械の情報把握ができ、更に指令を送ることができるシステムです。これにより、機械の稼働状態や消耗品の使用時間等を確認することができます。
NC装置の画面上で、各機械の稼働実績の確認が可能です。
※SPW電源/SP電源のみ
更に『LQメール』という機能の活用で、登録したNC装置のエラーや停止情報をメールにて転送し、稼働状況の確認が可能です。これにより、休み開けの思わぬ工程遅延防止等につながり、効率的な工程監視のサポートを実現します。
これらSodick IoT機能の活用により、機械の故障を予見し、トラブルを未然に防ぐことで製造現場のロスタイムを最小限にすることができます。ロスタイムの低減は生産性向上に直結するコスト削減の基本です。
今後も当社は、お客様からのご意見、ご要望を製品や技術に反映し、現場から喜ばれる機械の開発・製造を続けていきます。
Office
Tel: +66(0)2529-3200-6
後藤 博幹
Tel: +66(0) -2529-3925
Mobile: +66(0) 89-230-2223
Email: goto@sodick.co.jp