真空乾燥機のメリットとは|簡単&徹底乾燥!エアブローとの違いも解説 - EVADRY
29/10/2024
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河井 隆行Sales Manager

自動車部品などのワークに水分が付着していると、サビやシミの原因になってしまいます。それを防ぐためにはエアブロー乾燥が一般的ですが、手作業での乾燥工程に時間と手間がかかる・部品の深部に水分が残りやすい・乾燥ムラが発生する・消費電力が大きいといった課題があります。

こうした課題を解決するのが、真空乾燥機「EVADRY(エバドライ)」です。
本記事では、真空乾燥のメリットとエアブロー乾燥との違いについてご紹介します。


手作業でのエアブローから解放!
真空乾燥機「EVADRY」とは?

EVADRY(エバドライ)は、洗浄後の金属部品に残った水分を真空を利用して蒸発させる乾燥装置です。
ワークをセットしてボタンを押すだけで、複雑な形状のワークも深部まで徹底的に乾燥することができます。



主な対象製品(導入実績):
自動車部品・半導体部品・樹脂製品・カーボン材・Mg複合材・建機部品・油圧部品 など


真空乾燥機「EVADRY」の特長

1. ワーク深部の水分まで徹底乾燥!
水は、気圧が下がると100℃よりも低い温度で沸騰します。
これを利用して、機内の気圧を真空まで下げることで、部品の深部に残る水分まで徹底的に蒸発させて乾燥します。

2. 誰でも簡単操作&工程短縮も可能!
ワークをセットしてボタンを押すだけで、誰でも簡単に乾燥ムラや残留水分のない完全乾燥をすることができます。さらに、蒸発時の気化熱でワークが冷やされるため冷却工程が不要となり、工程短縮が可能です。

3. エアブローからの代替で、コスト削減!
エアブロー乾燥の課題として、電力消費量が非常に大きいことがあります。真空乾燥機に置き換えることで、消費電力を大幅に削減できます。 さらに、手作業でエアブローを行なっていた分のリソースを別の作業にあてられるため、コスト最適化を後押しします。

4. コンパクト設計&キャスター付き
コンパクトな設計で、設置スペースを取りません。
キャスターが付いているため、装置の移動も容易です。


EVADRY EVD-22A(小型タイプ)

エアブローから真空乾燥機に置き換えるメリット 

エアブロー乾燥の課題

・ワークの深部に水分が残りやすい
・電力消費が大きい
・騒音が大きい
・手作業による時間と人的コストがかかる
・作業者やワーク形状によってバラつきが生じる

EVADRY 導入によって…

◎ 簡単な操作で完全乾燥ができる
◎ 消費電力を大幅に削減
◎ 装置の作動音が静か
◎ ボタンを押すだけ!乾燥〜冷却まで完了
◎ 均一かつ高精度な乾燥ができる


CO2排出量 85.1%削減!

CO2 排出量
コスト
エアブロー
10.5kg h
JPY 396 /h
真空乾燥機
1.6kg /h
JPY 59.1 /h

*シリンダヘッドの乾燥における社内テストの実測値。CO2削減率は使用環境により変動します。

まずは部品乾燥テストをお試しください! 

スギノマシン(タイランド)では、真空乾燥機「EVADRY」の実機を使った部品乾燥テストを実施いたします。
タイ国内にサービス拠点があるため、乾燥テストからご購入後のメンテナンス・アフターサポートまで一貫してお任せいただけます。
「自社製品との相性が知りたい」「試しに操作してみたい」という方は、お気軽に当社までお問い合わせください!

Sugino Machine (Thailand) Ltd.
前列中央:池田 吉隆 / Managing Director
2023年に就任


真空乾燥機「EVADRY」の詳細・部品の乾燥や洗浄に関するお悩みは、以下のフォームからお問い合わせください。

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