スギノマシンインド法人は、グルガオン・バンガロール・ムンバイの3拠点からインド全土へ向けて製品の販売とアフターサービスの提供を行っております。
今回は、2023年6月より発売している新製品である大型部品加工機『GIGAFEEDER(ギガフィーダ)』 について紹介していきます。
ギガフィーダは、スギノマシンのドリリング・タッピングユニット「SELFEEDER(セルフィーダ)」をベースとした主軸を最大6本搭載できる大型部品加工機です。大型のEV部品(アルミフレーム部品やバッテリートレイ)の切削加工を目的に開発されており、これ1台で穴あけやタップ加工、カッタやエンドミルを用いたフライス加工まで行うことが可能です。
【大型部品加工機『GIGAFEEDER』の特長】
✔ 大型EV部品に対応する広い加工エリアを備えつつも省スペースを実現
標準搭載する水平方向の主軸4本は、X軸1,850mm/Y軸1,450mm/Z軸350mmの大型EV部品加工に適した加工エリアを持ちます。ワークを横置きして加工する大型マシニングセンタと比べて、設置スペースが圧倒的に小さく、生産ラインの省スペース化に貢献します。
✔ 多様なモジュール構成により条件にあわせた最適なラインレイアウトが可能
各工場が求めるサイクルタイムや搬送システム、生産ラインのレイアウトに最適なモジュール構成に変更できます。将来的に生産する部品が変わっても、モジュール単位で組み合わせし直すことによって、装置を転用しやすく流動性が高い装置です。
現在、大型EV部品の製造は、大型マシニングセンタやロボットを組み合わせて行っている現場がほとんどでしょう。しかしながら、導入コスト・加工精度・設置スペースなど、なにかしらの課題を抱えている現場は少なくないのではないでしょうか。
ギガフィーダを導入いただければ、それらの課題はまとめて解決することができます。さらに、加工する部品が将来的に変わっても、1台で柔軟に対応できる汎用性の高い装置です。
直交軸により加工精度確保 |
簡単に精度出し可能だが、アルミダイカスト加工の場合、過剰品質のケースも。 |
直交動作に難あり。横引き加工精度にも課題あり。 |
|
大型EV部品切削に特化したマシニングセンタは、世界的にも類似品がほとんどなく、ギガフィーダは独自性の高い製品です。発売以降、インド国内のお客様からのご相談も右肩あがりで増えています。
ワークや条件にあわせて仕様もアレンジできますので、まずはお気軽にご相談ください。