タイをはじめ、ASEAN地域や世界に精密CNC旋盤を供給するタカマツマシナリー(タイランド)。「METALEX2019」(11月20~23日開催)への出展を予定している。主力の精密旋盤Xシリーズの最新機種をタイで初めて披露する。
今回、同社のManaging Directorである山下英二氏に注目の製品とMETALEXに関するお話を伺った。
XT-6は主力製品の一つであるXシリーズの後継機として7年ぶりにモデルチェンジした最新機種だ。CNC1スピンドル1タレットの精密旋盤。
モデルチェンジによる改良で実現したことが2つある。
タッチパネル制御のFCローダと従来の操作性を踏襲したΣiCローダが搭載可能で、仕様に合わせて選べるようになった。
同社は自動化システムを得意としており、ローダシステムがオプションとなっているが、多くのユーザーがローダ仕様を購入している。ユーザーからのファナック製と安川電機製、両方のローダ制御から選べるようにしてほしいという声に応えた。
機械の稼働情報を蓄積するIoT機能を搭載した。加工で不良が起こった際に、その時点での加工状況を後からでも確認できるようになった。そのため不良の原因追及にも活用できる。
「お客様の声に応えて使い勝手を向上させながらも、機械サイズに変更はなく省スペースで設置が可能です」と山下氏は話す。
XT-6と並びタイで初披露となる「XTT-500」は、CNC1スピンドル2タレット精密旋盤。 自動車のエンジン構成部品の一つ、クランクシャフトの加工に最適な機械だ。 最新の技術を活用し、「高剛性・高出力」「高メンテナンス性」「コンパクト」に重点を置いている。上下ツインタレットによる粗仕上げ加工の時短、ワークのたわみを抑制。高精度の加工を可能にする。
山下氏は、今回の出展の目的を「得意分野である自動化を、来場する皆さんに広く知って頂くこと」と語る。
タイでも人手不足や賃金上昇が懸念されている。「自動化・半自動化に対応した機械を使えば、1人で2台の機械を見られるようになるなど省人化に繋がる点をローカル市場に伝えたい」。また「最新の情報を求めてMETALEXに参加するお客様のニーズにも応えたい」と力を込めた。
同社ブースでは、短納期対応機も多数プロモーションする予定だ。
「稼ぐ機械を提供する」をモットーに掲げ、お客様第一主義を貫いてきた同社。タイやASEANにおいてモノづくりで課題をお持ちの方は、タカマツマシナリーのブースに行ってみてはいかがだろうか。
タカマツマシナリー(タイランド)の精密CNC旋盤やMETALEXブースの詳細については、下部のお問い合わせフォームご連絡ください。
山下 Yamashita
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Email: yamashita@takamaz.co.jp
池田 Ikeda
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