高松機械工業(タイランド)は、2023年7月20日~21日にプライベートショーを開催した。 コロナ禍以降、規制がない状態での完全復活としては初の開催となる。来場者数は、前回を上回る300人超。タイ法人設立20周年の節目の大きなイベントとなった。
参加した工作機械・工具メーカーは全7社。昨年と異なる大きな見どころとして、タイ自動車産業振興機構から講師を招き、現在の電気自動車市場のトレンドと傾向に関する知識セミナーも行われた。
<主な協賛メーカー> ※掲載メーカー順不同
■ NEOS CHEMICAL(ネオス)
展示製品:機械の維持・効率向上に貢献するクーラント
■ KITAGAWA (THAILAND) (北川鉄工所)
展示製品:スタンダードチャック、クイックチェンジジョー、ロボットハンドなど
■ HAKUSAN (THAILAND) (白山機工)
展示製品:フロアーコンベヤ、ドラムフィルタースクレーパーなど
■ Sumitomo Electric Hardmetal Corp. (住友電工ハードメタル)
展示製品:カッターヘッド、金属部品旋盤用CBN工具、ドリル、ワーク旋盤における計測用センサーなど
■ TOSEI (Thailand) (東京精密)
展示製品:製造ライン内ワーク計測用機器、自動処理ソフトウェアなど
■ FANUC THAILAND
展示製品:TAKAMAZ『GSL-10』×協働ロボット
■ Dynamic Tools Corporation(ダイナミックツール)
展示製品:エアチャック、ダイアフラム(パームチャック)など
今回の展示会は、全6種の機械が展示された。新機種の精密旋盤『XTS-6』は、タイの展示会では初紹介となった。
<『XTS-6』の主な特長>
✔ 幅1,105 mmのコンパクトな構造
✔ 機械停止時の自動的に作動が休止する「アイドルストップ機能」搭載
✔ 熱変位補正システム「サーモニーⓇ」搭載で大きな温度変化のある状況下でも安定した動作が可能
「皆様のお力添えにより、20周年を迎えることができました。この先も10年、20年とタイからASEANに向けてお客様へ良い製品やソリューションのご提案を続けていきたいと思います。約3年ぶりのプライベートショー通常開催ということで、集客数など少し心配な部分もありましたが、連日多くのお客様にご来場いただき、大盛況のもと無事に幕を閉じることができました。大変嬉しく感じております」(高松機械タイ 山下MD)
「タイのモノづくり現場において、今後さらに省人化・無人化は進んでいくことが想定されます。
本展示会では、そういった需要に対応できる自動化ソリューションを集めました。
例えば、高松のCNC旋盤GSL-10にファナックの協働ロボットを取り付けた自動化装置や、最新のコンパクトローダー「FCローダ」を取り入れた機械などを目玉製品として展示しました」(高松機械工業 唐木 海外営業部部長)
山下 Yamashita
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池田 Ikeda
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