近年、SDGs・カーボンニュートラルなどサステナビリティをめぐる課題が山積しており、企業活動においてもこれらの課題解決への貢献が求められています。
TAKAMAZは「人に優しい工作機械は、地球にも優しくなければならない」と考えます。
今回は、生産効率は高く・環境負荷が低い、当社高松機械の新製品2機種を紹介します。
ベストセラー機「XC-100」のコンセプトを踏襲し、高生産性と省エネ性能をさらに進化させました。
■高速化、サイクルタイムを短縮
各軸の動作をさらに高速化。切削時間と非切削時間の両方を削減し、サイクルタイムを短縮、生産性向上へ貢献します。
・主軸最高回転速度 +500min-1
・主軸加速時間 35%短縮 ※
・主軸減速時間 25%短縮 ※
・X軸早送り速度 50%UP
・Z軸早送り速度 33%UP
(従来機比) ※従来機最高回転速度4,500min-1の場合
■機械停止時の省エネ
機械停止時に油圧ポンプへの電源供給を自動的に停止する「アイドルストップ機能」を搭載。機械停止時の消費電力を約20%削減します。
■省エネレベル選択機能
加工時間を優先する運転と省エネを優先する運転を切替可能。
主軸の加減速時間を任意で調整できます。
■回生エネルギーを有効活用
Fローダ(電源回生方式)により、モータの減速時に発生する回生エネルギーを他の装置の電源として再利用できます。
2台分の加工機能を1台に搭載した「XW」シリーズの最新モデル。
最大の特長は、従来のΣローダシステムで必要だった制御基盤・表示器・バッテリなどを本体システムと統合することで、保守部品を大幅に削減したことです。
新たに電源回生方式を採用したことと動作の高速化により、省エネ性能をさらに向上しました。
■ローダ部品点数を大幅に削減
新型MGローダを搭載し、制御基盤・表示器・保守部品のバッテリなどを本体NC制御システムに一本化。部品点数を削減し、省エネルギーに貢献します。
■19インチタッチパネル採用
視認性が高い大画面(19インチ)タッチパネルを採用しています。
・2画面マルチ表示:目的に応じて画面を切り替え可能
・ホーム画面:潤滑油量やカウントアップなどの機械停止要因を表示、機械稼働率アップに貢献
・データ保存:機械の状態やトレーサビリティーデータを保存。品質管理や異常時の原因追及など、安定した設備運用に貢献
■回生エネルギーを有効活用
XTS-6と同様、電力を再利用できるFローダ(電源回生方式)を採用しています。
■超コンパクト・省スペース
機械間口はわずか1040mm。1台分の限られたスペースにチップコンベヤ・クーラント温調・ミストコレクタなどを集約することが可能です。
TAKAMAZは、地球環境の保全と利便性を両立する優れた工作機械を通して、持続可能な世界の実現に貢献します。
購入いただいた製品については、日本で培った技術力を糧にシステム提案・アフターサポートを行います。最先端のローダを搭載した機種のメンテナンスは、メーカーによる保守サービスにお任せください。