JIMTOF2024|高松機械工業株式会社
本稿では、高松機械工業株式会社のJIMTOF2024展示ブースのハイライトを紹介していく。
今年のJIMTOFでの展示は、昨今のEV部品製造需要に対応する「シャフト加工向け旋盤」を中心に製造現場の自動化を促進する製品を取り揃えた。
【主な出展製品・ソリューション】
・CNC2スピンドル1タレット精密旋盤「XTL-8MYS」
・CNC1スピンドル1タレット精密旋盤「XTL-8MY」
・シャフト両端工程集約機「XYT-51」
・CNC2スピンドル2タレット精密旋盤「XWT-8」
・ServoROT-X1
・汎用旋盤「Ecoca SJ460×1000G」
長尺ワークに特化したTAKAMAZのCNC複合旋盤
長尺シャフトワーク加工の需要に対応するため開発されたXTLシリーズ。中でも、加工用途にあわせて機能を選択できる「XTL-8」「XTL-8MY」「XTL-8MYS」の3機種は高松機械としてもこれまでにない製品ラインアップだ。
■CNC1スピンドル1タレット精密旋盤「XTL-8MYS」
JIMTOF2024で実機初披露となった新製品。回転工具・Y軸・サブスピンドル搭載により、1台でシャフトワークの両端を1度に加工できる。
■CNC1スピンドル1タレット精密旋盤「XTL-8MY」
ミーリング機能とY軸機能を搭載。横穴加工・キーミゾ加工・スプライン加工などの工程集約を含めた複合加工を実現する。
■シャフト両端工程集約機「XYT-51」
シャフト加工はもちろんのこと、幅広いワーク加工に対応する複合旋盤。モータ出力アップにより加工能力を向上させたことで、大径バー材加工などの重切削にも適する。
旋盤加工の生産性をより高める自動化システム
昨今の人手不足解消に貢献するワーク給排出自動化システム「ServoROTシリーズ」も注目を集めた。
ロボットと材料供給部をパッケージ化し、ワーク搬送・ツール交換・コレットチャックの交換をすべて自動で行う。“簡便な操作性”&“段取り時間短縮化”を叶えた変種変量生産にも対応できる自動化システムだ。