長らく自動車に比べてバイク(二輪車)が優勢だったベトナムでも、近年は自動車産業が急成長し、中でも電気自動車(以下EV)への注目が高まっています。
ベトナムにおける自動車販売台数は、2010年代前半(年間平均12〜15万台)に比べ、2015〜2020年には年間平均30万台へと急速に台数を伸ばし、年間成長率は15〜20%を記録しました。
2020年に拡大したコロナウイルスの影響を受けながらも、22年には販売台数が51万台を超え、23年は消費が落ち着いたものの、タイ・インドネシア・マレーシアに続く東南アジアでの主要自動車産業国に近づきつつあるといえます。
そんな中、ベトナム発のEVメーカーが販売台数を伸ばし、海外メーカーもベトナムでのEVモデルを企画するなど、ベトナムでもEV生産が進むことが予想されます。
世界的にEVシフトが加速していくむ中、高松機械工業でもEV部品の加工も視野に入れた旋盤製品の準備を進めています。
■ XT-6 (CNC1スピンドル1タレット精密旋盤 6インチクラス)による部品加工例
■ XW-130 (CNC2スピンドル2スライド精密旋盤8インチ)による部品加工例
■ XT-8 (CNC1スピンドル1タレット精密旋盤8インチクラス)による部品加工例
高松機械工業として、これまでもEV部品加工に対応する旋盤製品の準備を進めてきましたが、2024年5月に新製品としてCNC旋盤『XTL-8』・
『XTL-8MY』を発表しました。
EVやHV車の生産が進むにつれ、今後長大化していくシャフト加工に対応できることがポイントです。
【8インチシャフト加工CNC旋盤『XTL-8』『XTL-8MY』のポイント】
✔ シャフトワーク加工に最適
主なターゲットはシャフトワークの加工で、最大加工長は約600㎜。テールストックを標準搭載。
8MYタイプにおいては、ミーリング機能とY軸機能を搭載しており、横穴加工・キーミゾ加工・スプライン加工などの工程集約も含めた複合加工のご提案が可能となります。
✔ 高生産性と省エネの両立を実現
省エネレベル選択機能やアイドルストップ機能により環境負荷の低減やタンニングコストを削減。チャックストロークチェック(OP)により、NC画面上でチャック把持確認位置を調整でき、多品種生産の段取り替え工数を削減。
✔ TAKAMAZ操作システムにより作業性アップ
ローダティーチング機能やバイト合わせ支援機能による段取り作業性が向上。ワーク毎の機械状態のデータ保存や加工物のトレーサビリティも実現。
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