フッ素系樹脂の加工もテクノプラストにお任せください!
半導体製造装置や精密機器などの部品に使用されることが多いフッ素系樹脂。中でも、耐熱性・耐薬品性・摺動性に優れたテフロン樹脂(PTFE)は、タイでも徐々に需要が上がってきている素材の1つです。
今回はテフロン樹脂(PTFE)を中心とした弊社テクノプラストで取り扱っているフッ素系樹脂についてご紹介していきます。
▲ テフロン(PTFE)の加工品
耐薬・耐熱・摺動性に優れる四フッ化エチレン樹脂
PTFE樹脂は、別名「テフロン樹脂」、「四フッ化エチレン樹脂」とも呼ばれ、フッ素系樹脂の中で最も耐熱性が高く、優れた特長を複数併せ持つスーパーエンプラ素材です。
日本本社では20年以上前から取り扱いしており、多くの販売実績がございます。
✔ 耐薬品性
一般的に樹脂は薬品に弱いが、耐薬品性に優れる
✔ 耐熱性
連続使用温度260℃(融点327℃)
✔ 摺動性
摩擦係数が大変低く、すべりやすい。樹脂では最高クラスの摺動性を誇る
デメリットとしては、「軟らかい」「高価格」「衝撃に弱い」などが挙げられます。そういった点から、他の素材よりも搬送は丁重に行い、傷や打痕などがつかないように十分に注意しております。
上記のような特長から、主に以下のような製品で採用されることが多いです。
・半導体製造装置部品
・薬品を使用する洗浄装置(耐薬品性)
・ローラー、円柱形状部品(摺動性)
・高温設備向け部品(耐熱性)
▲ テフロン(PTFE)の加工部品 例
フッ素系樹脂のタイでの取り扱いラインナップ
その他、ガラス入りPTFEや三フッ化エチレン樹脂(PCTFE)、二フッ化エチレン樹脂(PVDF)なども取り扱っております。
■ ガラス入りPTFE
耐薬品性・摺動性が高い。通常のPTFEよりも強度が高く摩耗性にも優れるため、長寿命。
主な用途:パッキン、ガスケットなど
■ 三フッ化エチレン樹脂(PCTFE)
耐衝撃性・耐薬品性が高い。紫外線による劣化に強く、耐候性・耐放射線性もにも優れる。低摩擦性で高い絶縁性が特長。融点約220℃、連続使用温度120℃。
主な用途:ガスケット、各種化学機器、電気機器部品など
■ 二フッ化エチレン樹脂(PVDF)
フッ素系樹脂の中では最高の強度を誇り、機械的に強靭で引っ張り強度や圧縮に強い。耐薬品性・耐候性にも優れ、溶接成形が可能。融点約170~175℃、連続使用温度150℃。
主な用途:バルブ、ポンプ、各種化学機器、電気絶縁部品など
少量多品種の樹脂切削加工に対応!テスト加工も対応
弊社テクノプラストタイランドは、日本で積み重ねてきた実績やノウハウを活かしながら、タイ現地での高品質な樹脂切削加工品調達のお手伝いをしています。
最小1個からオーダー可能で、テスト加工のご相談も随時受けつけております。