【タイ・電動フォークリフト】HELIの電動フォークリフトは、安全性と低価格を両立したCATL社製のリチウムイオン電池を採用
09/03/2021
Thai-Lian Forklift Co., Ltd.
当社「タイリアンフォークリフト」は、中国トップメーカー「HELI」の産業車両をタイで販売しています。(正規販売代理店)
おかげさまで、2020年にはリチウムバッテリー製品のみで450台の販売実績を達成しました。
近年、 中国のEV技術は急速に進歩しています。
本稿では、抜群の安全性を誇るHELIのリチウムイオンバッテリー搭載製品をご紹介します。
▲HELIの電動フォークリフト・電動ハンドパレット・電動スタッカー
HELIが電動フォークリフトで採用する
EV用電池メーカー最大手のCATL
HELIはフォークリフト、スタッカー、ハンドパレット、牽引車など、リチウムイオンバッテリーを搭載する製品でCATLのリチウムイオン電池を採用しています。
中国のCATLは「コスト・安全性の面で既に日本の電池メーカーを超えている」とも言われています。
HELIの電動フォークリフトは、安全性と低価格を両立するリン酸鉄系のリチウムイオンバッテリーを搭載しています。
主なリチウムイオンバッテリーの種類
1.リン酸鉄系 [LifePO4]
電池の内部で発熱しても結晶構造が崩壊しにくく、安全性が高い。
鉄を原料とするため、マンガン系よりもさらに安価で製造できる。
2.コバルト系 [LiCoO2]
最もバランスの取れた材料として、幅広く使用される。
原料のコバルトが高価なため、価格変動が大きい。
3.ニッケル系 [LiNiO2]
高容量だが、実用化するには安全性を高めるための特殊な加工が必要。
4.マンガン系 [LiMn2O4]
強固な結晶構造であるため、熱安定性に優れ、安全性が高い。安価に製造できる。
5.三元系 [Li(Ni-Mn-Co)O2]
コバルト酸リチウムの一部をニッケルとマンガンに置き換えたもの。
3種類の原料を使用することで安定性を高める。
さらなる安全性と低価格を追求する
CATLの「バッテリーマネジメントシステム」
スマートフォン・ノートPC用のバッテリーや、米ボーイング787のバッテリーから発火する事故が相次いで報告され「リチウムイオン電池は危険」というイメージが広がってしまいました。
CATLは、新たな品質管理の手法として熱暴走を抑える「バッテリーマネジメントシステム」を開発し、安全性と低価格を追求しました。
CATLのバッテリーマネジメントシステム(安全装置)
リチウムイオン電池は使用中に高温になる。従来は安全対策上、セル1個ずつにセンサーを付けて温度異常を感知する仕組みだった。
それに対して、CATLの安全装置は、セルを何個かまとめたモジュール単位で安全を管理することで、さらなる安全性と低価格を実現した。
■測定機能:各モジュールの電圧・電流・温度等を測定。
■バランス機能:各モジュールの電圧を一定に保つ。
■エラー機能:異常時にエラー信号を発信、または、充放電を停止する。
タイで、HELIの電動フォークリフト等にご興味をお持ちの方は、下記フォームよりご連絡ください。