当社アクティシステム(タイランド)は、タイに進出している日系 製造業・商社卸業・物流業などの企業向けシステム開発、業務分析などを行なっております。本社を静岡県浜松市に構え、海外拠点はインド(5拠点)・中国(北京)・ミャンマー(ヤンゴン)・北米(シカゴ)・タイ(バンコク)の5ヵ国です。中でもタイ法人は中小企業向けのシステム導入提案を得意とし、おかげさまで2022年に設立10周年を迎えました。今回は、私たちの4つの強みについてご紹介していきます。
当社の主力製品THOMAS GLOBE(トーマス・グローブ)は、商社向け販売管理、製造業向け生産管理、一般会計・ERPといった業種別での管理システムパッケージをご用意しています。これまでヒアリングした顧客ニーズを集約し、業種別に需要の高い機能を最適化してパッケージにし、セミオーダーメイドで提供しています。というのも、フルオーダーによるシステム開発には以下のようなデメリットやリスクがあるためです。
・導入までに時間がかかる
・コストが高い
・コミュニケーションミスにより、意図せずに重要な部分を見落としてしまう
業種別に要点をおさえたパッケージをベースに、お客様ごとのニーズを組み込んでいくセミオーダーメイド型は、低コスト、短期間でお客様のニーズを満たしたシステム構築が可能です。
当社はシステム開発の拠点をインドにおいています。200名以上の優秀なプログラマーたちが、日本・北米・タイ(ASEAN地域)のお客様向けソフトウェア開発を支えています。
オフショア開発先としてインドへ進出したのが2003年。昨今、IT人材不足が世界的に加速していますが、当社は早期からそういった懸念を見据えてIT立国であるインドの優秀な人材を確保してきました。それにより、高品質・短期間でのカスタマイズオーダーを実現しています。
タイの日系企業において、実際の業務は現場タイ人に任せているため、日本人駐在員がシステム概要や運用方法を理解できておらず、ブラックボックス化しているケースも少なくありません。さらには、駐在員交代時の引き継ぎ不足などにより、既存業務の運用を十分に把握できず、システムの改修もできなくて困っている、といった問合せもよくあります。
当社はシステム納入後のそういったお困り事に対して、日本人による継続したレクチャーサポートを行なっています。また、当社システムを導入いただいているお客様向けには、運用マニュアルとそれを管理するWEBシステムを提供しています。情報はオンラインで随時更新しているため、常に最新の情報を確認いただけます。
業務分析とは、平たく言うと「現場における悩み相談」です。当社では、現場の業務手続をかなり細かくヒアリングさせていただいた上で、最適解を提案しております。
<アクティシステム業務分析プロセス>トップダウンで新規システムを導入しようとすると、特にタイでは、現場の反発を招くことがよくあります。システムは業務効率改善のため、ひいては現場の困り事を解決するために導入するものなので、しっかりと現場意見を聞き、課題解決に直結するシステム導入が成功の鍵と言えるでしょう。その点で業務分析は、適切なシステムの導入、導入したシステムを組織内でうまくワークさせることに有効です。