タイで樹脂材に合う切削工具提案と即納体制
ユニオンツール製の切削工具をタイで販売し、迅速なサービスで顧客から評価される東京マシン・アンド・ツール(タイランド)。今回は取引先である、樹脂(プラスチック)切削加工のテクノプラスト タイランド(Technoplast Thailand Co., Ltd.)との対談が実現した。
左:東京マシン・アンド・ツール(タイランド)永山 類General Manager
中央:テクノプラスト(タイランド) 山根 幸治Factory Manager
1993年株式会社テクノプラスト入社。本社工場・瑞穂事業所で長年現場を担当し、製造責任者を務めたほか瑞穂事業所の旋盤工場立上げに携わる。2020年に予定されるタイ工場移転・拡大を前に、長年の経験が評価され、2019年3月にタイに赴任。
右:テクノプラスト(タイランド) 松宮 洋輔Sales Manager
2015年株式会社テクノプラスト入社。自らタイ駐在を希望し、入社半年後の2016年5月にタイ赴任。前職の旅行会社でのタイ駐在経験を活かし、日々技術の勉強もしながら営業活動を行なう。
タイでプラスチック(樹脂)の切削加工を行うテクノプラスト(タイランド)。オーダーメイド×小ロットが強み
◆テクノプラスト(タイランド)はどのような会社ですか?
松宮:当社は、プラスチック(樹脂)の切削加工を行なっています。1個~100個程度の小ロット製作を得意とし、設備や装置、専用機などの樹脂部品の加工がメインです。本社は名古屋にあり、2014年にタイに進出しました。取引先は、自動車業界のほか食品・半導体・装置メーカーなど幅広く、年間100社程と取引があります。
タイでは樹脂切削メーカーはあまり多くなく、樹脂だけの切削を行なう企業は殆どありません。
当社は樹脂専門ですので、材料を大量に仕入れることにより低価格を実現しています。そして、樹脂材料の種類も豊富です。また、温度変化に敏感な樹脂の切削ため、工場は24時間温度管理をしています。これにより、ローカル企業に比べて高精度で、日本と同等の品質の加工をタイで実現しています。
▲ ファナック社「ロボドリル(ROBOFRILL)」やブラザー社「スピーディオ(SPEEDIO)」などの高性能マシニングセンタが並ぶ工場。2020年4月には移転拡張し、新しい設備も増設予定。
◆具体的にはどのようなものを製作するのでしょうか?
山根:自動車関連だと、製造ラインの設備部品や部品搬送用パレット、検査用治具など様々です。半導体関連ではテフロンやPEEKなど「スーパーエンプラ」の実績も多くあります。また、成型品を量産する前のテスト品(試作モデル)や、作業用・検査用治具のオーダーメイドも承っています。
1件ずつ案件ベースでヒアリングをし、図面化して製作を行います。通常の納入期間は2週間程ですが、緊急の場合は即日納品にも対応します。
▲ 10㎜程の極小部品から複雑形状な精密部品まで様々な加工が可能!
東京マシン・アンド・ツールとテクノプラストのタイでの出会い
◆両社の取引のきっかけを教えてください。
永山:私が5年前(2014年)に営業の電話をしたのがきっかけです。当時は山根様の前任者がいらっしゃって、樹脂材の加工に合う切削工具(エンドミル)を提案しました。価格メリットを感じて頂き、テスト加工後に即導入して頂きました。
山根:2014年4月に進出したばかりで、お客様も一から探さなければいけない。どこから刃物を買えばいいかもわからない。そんな時にタイミング良く連絡を頂いたのです。
樹脂材(被削材)に合う工具提案~即納体制でサポート!
◆東京マシン・アンド・ツールにはどのような感想・印象をお持ちですか?
山根:製品面では全く問題なく、樹脂の様々な加工をユニオンツール製エンドミルで行っています。
また、サービス面ではいつも非常に素早く対応して頂いて助かっています。ここ最近、工場も順調に稼働しており、少しずつ発注数も増やしています。
松宮:永山さんにはお客さんの紹介もして頂いて、深い付き合いをさせてもらっています。なので、営業的にはどんどん東京マシン・アンド・ツールから切削工具を買いたいですね!(笑)
両社の強い繋がりが感じられた今対談。
東京マシン・アンド・ツール(タイランド)は製品販売のみに止まらず、顧客企業1社1社と向き合ってサポートや提案を続けていく。
タイで切削工具でお困りの際は、東京マシン・アンド・ツール(タイランド)にご相談ください。お問合せフォームまたは「Contact Us」よりご連絡ください。