東京マシン・アンド・ツールは工業用製品の販売商社であり、また、タイにおけるユニオンツールの代理店でもあります。サムライファクトリーでは、東京マシン・アンド・ツールの営業で活躍されているシニアセールス&マーケティングマネージャーのMs. Sukanya Ruangsriさんに、これまでの同社での経験を伺いました。
東京マシン・アンド・ツールで5年以上営業として、製品の販売を経験。
Q. 日系企業とローカル企業で違いはありますか?
前職のタイローカル企業と東京マシン・アンド・ツールの明確な違いがレポートです。以前はレポート作成をした経験はありませんでした。毎日のレポートは、お客様の要望、問題点、そして解決策を知るのにとても役立ちますし、仕事の整理もしやすくなります。
Q. あなたの成功にレポートは影響がありますか?
最初は経験がなかったので、大変でした。レポート作成を始めたばかりの頃は、たくさんの疑問点や質問がありましたが、次第にレポートが私の成功に必須のものだと気づきました。
Q. レポートはどのように役立ってますか?
レポートのため写真を撮ったり、販売やカスタマーサービスを向上させるために、商品のスペックだけでなく全体の状況などもノートにとっています。お客様の要望をリスト化することにより、製品を長く使ってもらえることもあります。例えば、エンドミルをご使用いただいているお客様が洗浄のために化学薬品を使っていました。、その際、手袋が必要なことに気づき、現在、私達は工具以外の製品の提供を開始して、ワンストップサービスを行っています。
Q. お客様の細かいところに注意を向けるのは、ビジネスチャンスに繋がりますね?
はい、確かに!本当に売上を向上させる秘訣だと思います!
Q. 毎日のスケジュールを教えてください。
朝8時に、昨日訪問したお客様の要望や問題点、製品配送、新しい製品などに関するミーティングを行います。それから、その日に訪問するお客様について話をします。通常は、4~5社のお客様を訪問して、お客様とニーズや解決策について話をします。私達は先を見越して優位性があるように心がけていますし、いつも新しいお客様を探しています。
すべての工程をサポート!
Q. お客様のロケーションを教えてください。
ほとんどのお客様は、チョンブリ、ラヨーン、アユタヤ地区になります。お客様とは、電話もしくはLINEなどのSNSでやり取りをしており、オーダーや配送依頼は、オンラインで行います。たまに条件が合わない場合もありますが、その場合は交渉が必要になります。
Q. 製品のアフターケアについてはいかがですか?
製品を配送後、お客様に製品を正しく使用していただくため、トレーニングを用意しています。私達は、お客様により製品について理解するために正しい製品知識が必要です。そのためには、まず私達が製品について、より理解を深めないといけません。
例えばエンドミルについて、お客様に正しく伝えることができなければ、弊社や製品に対して、悪い印象を与えてしまいます。もし、お客様が青色のペンが欲しいのに間違って鉛筆を送ってしまった場合、代わりの使い方をお伝えしても、代替にはなりません。ですので、私達はお客様にミスをお詫びし、正しい製品を再度ご提案することになります。
Q. タイローカル企業、日系企業のお客様とお付き合いする上で、何か工夫されていることはありますか?
私達にはタイローカル企業と日系企業のお客様がいらっしゃいます。お客様からの信頼を得るために、私はエンジニアの近くで仕事をし、特に工場で働く女性のために豊富な知識が必要ですので、私はさらなる勉強と知識、経験の向上がより良いサービスのために必要だと思っています。
Q. 今の仕事に関係のあるマーケティングやエンジニアリングの勉強はされてきましたか?
まだまだです(笑)。大学ではHRと会計の学位を取得しましたが、今は営業の仕事ですので(笑)。けれども、私の知識やスキルを今の仕事に順応させられていると思いますし、お客様との交渉に心理面でも対応できるようになりました。お客様との交渉後には、私はお客様がどのように弊社製品やサービスについてお考えかを理解できます。
すべての場所にサービスをお届けします。
Q. 御社製品の魅力は何でしょうか?
エンドミルをはじめとした切削工具が弊社の主力製品です。魅力は何と言っても、優れたコストパフォーマンスです。また、ユニオンツールは適正な価格と優位性のある豊富なラインアップを取り揃えております。
Q. この仕事の一番の楽しみは何でしょうか?
お客様とお会いして、お話することがとても楽しいです。不思議に思うかもしれませんが、お客様と話をしない日があると寂しく感じるときがあります。なぜなら、お客様と友人のように接するようになって、もう12年になりますから。
Q. 趣味は何でしょうか?
料理です!特に自分で作ったタイのイサーン料理はフェイスブックなどでシェアしてます。フェイスブックの友人には、お客様もたくさんいますので、私生活の投稿などにLIKEやコメントをしたりしてます。
Q. 今後、タイの製造業はどのようになると思いますか?
私はタイの製造業は、今後も、より良くなると考えています。弊社のビジネスも伸びておりますし、お客様からも順調だとの声をよく聞きます。けれども、私達はタイの製造業に関する知識を絶えずアップデートし、サービスを向上させて、今後のマーケットの動きにも適応していく必要があります。そのためにも、今後も努力を積み重ねていきたいですね。