ユニオンツールのUDC(Ultra Diamond Coat)シリーズは、超硬合金の直彫りに対応する2枚刃エンドミルとして開発されました。
その名のとおり、通常のエンドミルでは切削できない硬さの超硬金属(焼き入れ鋼など)を削るためのツールです。
UDCには、用途別に次の3つのタイプがございます。
①荒・中仕上げ高能率に行ないたい→UDCBH
②仕上げ面重視で加工したい→UDCBF/UDCLBF/UDCLRSF
③超硬加工の初期費用を抑えたい→UDCB/UDCLB/UDCLRS
今回は、UDC第3世代の新製品であるUDCBHをご紹介します。
ユニオンツールのUDBCHには、以下の特長があります。
UDBCHは、刃先にダイヤモンドコーティングを施し、高能率と長寿命が両立したボールエンドミルとなっています。
これまでの工具を使用すると、上の画像の1面16ポケットの超硬金属の加工に7時間28分(4本使用)かかったところ、UDCBHは76分(1本使用)で加工することができました。
従来品に比べ、送り速度は 200 ㎜/min から1500 ㎜/min にアップし、除去体積も4倍以上になりました。加工時間の大幅な節約は大きいでしょう。
年々超硬合金の直彫り需要が高まっており、タイにおいてもUDCを必要とされるお客様が増えております。
さらに多くのお客様に、直彫り化をサポートさせて頂くのが弊社の役割と考えています。
少しでも超硬合金切削をお考えのお客様がいらっしゃれば、直接、もしくはオンラインでのご説明をさせて頂けます。お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。