東京マシン・アンド・ツール(タイランド)は、小径超硬エンドミルで知られる「ユニオンツール」の正規代理店として、超硬切削工具(ドリルやエンドミル)などを主力製品として取り扱っています。
今回は、高精度・高能率加工を実現するユニオンツールの新エンドミルの2種について、その特長や強みをタイ法人の斉藤Directorとともにご紹介致します。
CBNエンドミルは、超硬材料を上回る高硬度なCBN素材を採用しており、耐摩耗性にも優れているため、高硬度素材の加工に適しています。高精度な加工が可能となり、長寿命かつ高い耐久性を提供し、耐摩耗性が求められる高硬度材の長時間の仕上げ加工に最適です。
【CBNエンドミルの主な特長】
■広いチップポケット
■先端溝効果
■4枚刃設計により切削効率を向上
「高硬度金型の精密仕上げ加工に優れ、70HRCまで対応可能です。自動車や電子部品など様々な分野で活躍し、従来以上の高能率な条件下で2枚刃以上の仕上がり品質を提供します。」(ユニオンツールタイランド 斉藤氏)
アルミ加工に特化した高性能工具で、独自形状のチップブレーカを採用。これにより、切りくずの分断がスムーズに行われ、加工中の切りくずの排出が改善され、作業効率が向上します。またチップブレーカ付でありながら、均一な加工面を実現します。
【3枚刃アルミ加工用スクエアエンドミルの主な特長】
■ チップブレーカの搭載
■ 3倍~5倍刃長のラインナップ
■均一な加工面
■剛性&切りくず排出性アップ
「深い立壁切削に対応する刃長3倍・5倍のラインナップを提供し、航空宇宙や自動車部品などのアルミ部品加工に最適です。高速加工を実現し、優れた切りくず排出性と安定性を備え、DLCコーティングによりアルミ素材への溶着を防ぎ、工具寿命と加工品質を向上させます。
チップブレーカ付きの立壁切削に適した工具はこれまでのユニオンツールの製品ラインアップにもなかった、新たな領域の製品群です」(ユニオンツールタイランド 斉藤氏)
ユニオンツールの新製品エンドミルは、いずれも加工精度と効率を両立させ、特に高硬度材料や深い立壁切削、高速加工における課題を解決いたします。