東京マシン・アンド・ツール(タイランド)は、超硬エンドミルの製造で知られる「ユニオンツール」の正規代理店です。
今回は、同社の新製品である「3mm シャンクエンドミル V シリーズ」の中から新たにリリースした2種類の工具ラインナップについて、ユニオンツール(タイランド)の木﨑Directorとともにご紹介します。
近年、切削工具の原材料費高騰が課題化しており、コスト削減や環境負荷低減が求められています。ユニオンツールのVシリーズは、PCB用工具の量産技術をエンドミルにも展開、高品質を維持しながら、リーズナブルな価格を実現しました。
【Vシリーズの特長】
・3mmシャンク×全長38㎜の独自規格
小径の高精度加工、微細加工などに特化した最新シリーズ。
h4公差で焼きばめホルダ/コレットホルダいずれにおいても、ご使用頂けます。
※一般的なエンドミル(4mmシャンク・全長40~50mm前後)
・レアメタルの使用量を削減
Φ4シャンクと比べ、超硬素材(レアメタル)の使用を削減。
品質は確保しつつ資源を効率的に活用することで工具コストを低減。
・高品質を担保しながらも工具単価を低減
月産3,000万本のPCB用工具の量産技術を活用し、お求めやすい価格を実現。
従来比で約30~50%ものコストダウンに成功。
Vシリーズは2年前のリリース以降、需要に合わせてラインナップを拡大しています。
以下では、新たに登場したCBNシリーズと高硬度用ロングネックラジアスの2シリーズをご紹介します。
長時間の高精度加工に使用するCBN工具は、一般的に高価格帯の製品が多く、コスト削減が難しいとされてきました。
既存のお客様からもVシリーズでのCBN展開を求める声は多くあり、同シリーズにおいて、特にコスト削減効果の大きいシリーズと言えるでしょう。
既存のお客様はもちろんのこと、他メーカーのCBN工具を使用しているお客様に対しても他社にはないユニオンツール独自のソリューションとして強くおすすめできる工具です。
【VCBN-LRF(Φ3シャンク)とCBN-LRF(Φ 4シャンク)の比較】
ロングネックラジアスエンドミル「VHGLRS」は、高硬度材(50~70HRC)の加工に適したエンドミルです。
精密鍛造金型やプレス金型、半導体金型などの高精度な加工が求められる領域で優れた性能を発揮。長寿命で精密な加工を実現します。
【VHGLRS(Φ3シャンク)とHGLRS(Φ6シャンク)の比較】
Vシリーズは工具コスト削減や環境負荷低減に貢献し、優れた加工パフォーマンスを兼ね備えた新しいエンドミル規格です。
今回はVシリーズをご紹介させて頂きましたが、その他もしお困りのことがありましたらぜひお気軽にご相談ください。